ワークショップのキロク方法(序論)
ここ数年、ワークショップや講演のレポートや、そこで得た気づきから自分なりの考えをまとめてブログに書いてきたのですが、現場でのインプットをどうすれば楽にアウトプットできるかという事を考え続けています。
その想いをこれまでもこのブログで
“呼吸するようにキロクしたい”とか、
“「記録」と「発信」の行為を一つの行為に近づける”
などと表現したり、実際にアウトプットの型を予めフォーマット化したり、付箋を使って記録するといった実践を行ってきました。
で、最近アウトプットを楽にするという言葉を、
「手離れをよくする」
と言い換えてみたところ、新しい視座を手に入れたように思うので、今回は「ワークショップをキロクする事」に主眼を置いてまとめておこうと思います。
その想いをこれまでもこのブログで
“呼吸するようにキロクしたい”とか、
“「記録」と「発信」の行為を一つの行為に近づける”
などと表現したり、実際にアウトプットの型を予めフォーマット化したり、付箋を使って記録するといった実践を行ってきました。
で、最近アウトプットを楽にするという言葉を、
「手離れをよくする」
と言い換えてみたところ、新しい視座を手に入れたように思うので、今回は「ワークショップをキロクする事」に主眼を置いてまとめておこうと思います。
最近私が行っているイベントはセミナー等の座学よりも、参加者が主体的に関わる事のできるワークショップが多いのですが、こうしたワークショップをブログに書こうとすると、大きく2つの種類があります。
一つはワークショップの内容を紹介(レポート)すること。
もう一つがワークショップの気づき、考えをまとめること。
これをできれば一つの記事にしたいのですが、内容をレポートする事と自分の考えを述べるのとでは客観と主観の視点が入り混じってなかなか書きづらいです。
(これはひとえに私の非才によるものですが。。)
また、考えをまとめるのには時間がかかるものの、レポートであればできるだけ早く書き上げて公開したいのですが、これもまた文才が乏しいため時間がかかってしまいます。
文章にしづらい会場の雰囲気、ゲストの人となりや口調などは写真や動画があると、そこに逃げることができるので作業がずっと楽になります。
■写真や動画は手離れがいい
写真と動画が文章よりも楽なのは、「どんな人が、どんな所で、どんな物を見せた、話したか」というインプット情報をわざわざ文章にせず、撮ったらそのままアウトプットできるという点です。
つまり、手離れがいい。
少々極端な例ですが、下図をご覧ください。
とあるワークショップを全て文章で表現した場合と、文章に写真を加えた場合と、動画にした場合の表面的な情報量の違いです。
この情報量の違いを作業量の違いと読み換えると、文章表現が難しかったり、映像で見せた方がより読者に与える影響が大きい場合は写真や動画で表現したほうが良いでしょう。
で、上述の通り、写真と動画はそのままアウトプットできるため、文字にするよりも作業量が少なくて済みます。
デジタルガジェットやスマートフォン等の新商品発表会を「写真レポート」という形で公開しているものがあります。
1つの商品を複数の角度や寄り、俯瞰で撮っているものですが、読者(閲覧者)に商品のいち早い姿形を伝えるのが目的であれば事足りると思います。
動画であっても同じことが言えますが、写真と異なるのはそこに編集が入るか否かによって、手離れのよさがわるさに変わってしまうということです。
■編集が入ると手離れが悪くなる
再びワークショップを例にとると、ワークショップは参加者の様子や感想といったインタラクティブな要素が魅力の一つなので、ここは写真や動画で伝えておきたい所です。
同様に、ゲストの口調などにも現れる人となりや、ファシリテーションなども最低限抑えたい。
これをレポートするにあたって、上記の内容を動画で手離れよく伝えるには、動画に編集が入らない事が条件になります。
といいますのは、通常、私たちがテレビで見ている映像には「編集」が入っており、撮影した素材を短くカットしたり映像効果を加えたりすることで、テンポよく、視聴者が飽きずに見られるよう工夫が施されています。
そのため、ワークショップのレポートを全て動画で伝えようとすると、ワークショップの開催から終了までをまる撮りしない限り、文章の編集とは全く異なる編集作業を行わなければなりません。
最近流行の早回し表現(タイムラプス)やシーンの切り替わりを自然に見せるフェードアウト、フェードインなど凝り始めるとキリがありません。
(この手間たるや動画は愛娘の姿しか撮らず、imovieも動画編集ソフトもさわったことのない私にとっては、非常にハードルの高いことです。)
これが、「ワークショップのオープニングトーク」「ゲストの自己紹介」「ワークショップ中の様子」「参加者の感想」といった映像を個別に数秒撮り、写真のように文章と文章の合間に入れ、文章と補完するような関係で使うのであれば手離れも良いのですが、ガッツリ編集してしまうと手離れが劇的に悪くなります。
このように、写真と動画は編集いらずで使えて手離れが良いはずなのに、アウトプットの形態によって(特に動画は)非常に編集の手間がかかってしまうというジレンマがあります。
うまくまとまっていないのですが、図にすると以下のような感じになりましょうか。
一つはワークショップの内容を紹介(レポート)すること。
もう一つがワークショップの気づき、考えをまとめること。
これをできれば一つの記事にしたいのですが、内容をレポートする事と自分の考えを述べるのとでは客観と主観の視点が入り混じってなかなか書きづらいです。
(これはひとえに私の非才によるものですが。。)
また、考えをまとめるのには時間がかかるものの、レポートであればできるだけ早く書き上げて公開したいのですが、これもまた文才が乏しいため時間がかかってしまいます。
文章にしづらい会場の雰囲気、ゲストの人となりや口調などは写真や動画があると、そこに逃げることができるので作業がずっと楽になります。
■写真や動画は手離れがいい
写真と動画が文章よりも楽なのは、「どんな人が、どんな所で、どんな物を見せた、話したか」というインプット情報をわざわざ文章にせず、撮ったらそのままアウトプットできるという点です。
つまり、手離れがいい。
少々極端な例ですが、下図をご覧ください。
とあるワークショップを全て文章で表現した場合と、文章に写真を加えた場合と、動画にした場合の表面的な情報量の違いです。
この情報量の違いを作業量の違いと読み換えると、文章表現が難しかったり、映像で見せた方がより読者に与える影響が大きい場合は写真や動画で表現したほうが良いでしょう。
で、上述の通り、写真と動画はそのままアウトプットできるため、文字にするよりも作業量が少なくて済みます。
デジタルガジェットやスマートフォン等の新商品発表会を「写真レポート」という形で公開しているものがあります。
1つの商品を複数の角度や寄り、俯瞰で撮っているものですが、読者(閲覧者)に商品のいち早い姿形を伝えるのが目的であれば事足りると思います。
動画であっても同じことが言えますが、写真と異なるのはそこに編集が入るか否かによって、手離れのよさがわるさに変わってしまうということです。
■編集が入ると手離れが悪くなる
再びワークショップを例にとると、ワークショップは参加者の様子や感想といったインタラクティブな要素が魅力の一つなので、ここは写真や動画で伝えておきたい所です。
同様に、ゲストの口調などにも現れる人となりや、ファシリテーションなども最低限抑えたい。
これをレポートするにあたって、上記の内容を動画で手離れよく伝えるには、動画に編集が入らない事が条件になります。
といいますのは、通常、私たちがテレビで見ている映像には「編集」が入っており、撮影した素材を短くカットしたり映像効果を加えたりすることで、テンポよく、視聴者が飽きずに見られるよう工夫が施されています。
そのため、ワークショップのレポートを全て動画で伝えようとすると、ワークショップの開催から終了までをまる撮りしない限り、文章の編集とは全く異なる編集作業を行わなければなりません。
最近流行の早回し表現(タイムラプス)やシーンの切り替わりを自然に見せるフェードアウト、フェードインなど凝り始めるとキリがありません。
(この手間たるや動画は愛娘の姿しか撮らず、imovieも動画編集ソフトもさわったことのない私にとっては、非常にハードルの高いことです。)
これが、「ワークショップのオープニングトーク」「ゲストの自己紹介」「ワークショップ中の様子」「参加者の感想」といった映像を個別に数秒撮り、写真のように文章と文章の合間に入れ、文章と補完するような関係で使うのであれば手離れも良いのですが、ガッツリ編集してしまうと手離れが劇的に悪くなります。
このように、写真と動画は編集いらずで使えて手離れが良いはずなのに、アウトプットの形態によって(特に動画は)非常に編集の手間がかかってしまうというジレンマがあります。
うまくまとまっていないのですが、図にすると以下のような感じになりましょうか。
これまで色々なワークショップに参加したレポートと考えなどをブログに書いてきて気づいたことですが、意外にも主催者の方々はキロクをしていません。
ワークショップはプログラムの準備から実施はもちろん、その集客業務も大変なので、キロクするところまでは手が回らないのが実情でありましょうが、参加者の振り返りや参加できなかった方々への情報提供という意味でも、簡単なレポートはあった方が良いように思います。
私は興味はあっても参加できなかったワークショップがあった場合は、TwitterやGoogleで検索して内容を知りたいのですが、Twitter等の断片を拾ったり、参加者の方の感想ブログなどをつぎはぎしながら様子を知る事が多いです。
私自身も色々なミニイベントを開催する立場から、手軽にイベント内容をレポートできる手段を欲しています。
ちょうど今、ビジネスイベントにブース出展した時のキロクソリューションを実験している最中なので、このナレッジをワークショップのキロクにも活かせるよう取り組んでいき、うまくいったらワークショップ主催者の方々に共有できればと思います。
ワークショップはプログラムの準備から実施はもちろん、その集客業務も大変なので、キロクするところまでは手が回らないのが実情でありましょうが、参加者の振り返りや参加できなかった方々への情報提供という意味でも、簡単なレポートはあった方が良いように思います。
私は興味はあっても参加できなかったワークショップがあった場合は、TwitterやGoogleで検索して内容を知りたいのですが、Twitter等の断片を拾ったり、参加者の方の感想ブログなどをつぎはぎしながら様子を知る事が多いです。
私自身も色々なミニイベントを開催する立場から、手軽にイベント内容をレポートできる手段を欲しています。
ちょうど今、ビジネスイベントにブース出展した時のキロクソリューションを実験している最中なので、このナレッジをワークショップのキロクにも活かせるよう取り組んでいき、うまくいったらワークショップ主催者の方々に共有できればと思います。
~よろしければ、これまでのワークショップレポートもご覧ください~