親バカを防ぐ視座

2歳の娘には昨年の保育園入園時から仲の良いKちゃんという友達がいますが、最近連絡帳を見るとMちゃんという友達と一緒に過ごすことが増えてきたそうです。
Mちゃんはクラスで一番年下のためか、娘はお姉さん気分でよく世話を焼いているようで、ある日の連絡帳にこんな事が書いてありました。


クラスで散歩に出かけようとした時、娘がMちゃんと手をつないでいると、後からKちゃんがやって来て「娘と手をつなぎたい」と言ったところ、娘がKちゃんに「じゃあ、あしたね」と断ったものの、公園からの帰り道では娘はKちゃんと手をつないでいた。とても微笑ましい光景だった、とのこと。

これを見た私は嬉しくて、

「娘、ちゃんとKちゃんに断ることができてえらいなー」

と妻に声をかけたところ、

妻が、

「聞き分けてくれるKちゃんが偉い」

と言ったのです。


・・・これはまったくその通りです。

親になると、ついついわが子側の視点や立場にしか立てなくなってしまい、娘と相対している、周囲にいる友達の存在を忘れてしまいます。

しかし、こうした友達の存在があること、そうした存在がいてこそ娘の豊かな保育園生活が成り立っているということを認識すると、今回の出来事でいえばKちゃんへの感謝の気持ちが芽生えるというか、Aちゃんの存在が娘にとってどんなにありがたいことかとう事に気付けると思うのです。

娘のおしゃべりが達者になってきたのも、話相手がいるからこそ。

娘のママゴトが高度になってきたのも、そのイメージを共有できる相手がいるからこそ。

一人で勝手に成長しているわけではありません。

この事に気づいてすぐ、自然と「娘すごい!」とか「娘天才!」とかいった私の親バカ視点が、いい具合にまるくなっていきました。


こういう視座をお互いの親が持っていられると、ケガさせたのさせられたのといった子供同士のちょっとしたケンカにも、大らかな気持ちでいられるような気がするのですが、どうなんでしょうか。
(というか、そういう心持ちでいられる自分になりたいッ・・・!)

以上、親バカが最前線からお伝えしました。

保育園のお友達に関するエントリはこちらもどうぞ。
『保育園で"馬が合う"友達と出会うには?』

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