子供は何歳から空気を読めるの?

先日、娘と登園した時のことです。
娘がすたこらさっさと教室のオモチャ置き場からパズルを取りだし、テーブル席について遊び始めました。

登園した時点でクラスのお友達は既に数名おり、教室には保育士さんが一名いる状態。

保育園の連絡帳などで保育士さんが再三書いてくれているのですが、娘は一人で上手に遊べるらしく、当番の保育士さんは他のお友達をケアしていました。

私はその様子をおむつ袋をセットするためドアを隔てたトイレの窓から覗いていたのですが、娘が少し離れた場所にいた保育士さんとお友達の会話を拾って、保育士さんに何ごとか話しかけようとした時、保育士さんが娘の方向を見ていなかったのか、娘が

「あ、、、」

と発せようとした言葉を飲みこんだのです。

言葉を飲みこんだ娘は、そのまま手元のパズルをかちゃかちゃいじり出しました。

この様子を見て、なんとも言えない「いじらしさ」を感じると共に、子供が大人の状況を見て、今は話しかけても聞いてもらえないとか話しかけてはダメだ、という事を察することができるという事に驚きました。
(ダメというかムダだと思っているかも知れませんが。。。)

その後も、一人でテーブルで遊びながら、「あなたとわたし~」の歌が聞こえてくると、その歌を拾って自分でも歌い、自分の鼻を指さしている姿を見て、またまたいじらしく、鼻がツンとしました。


これは決して娘が保育士さんにかまってもらえていないという不満ではありません。
むしろ、こうした空気を読むというか状況を察して自分の行動をコントロールできるようになったのも、園生活の、保育士さんの保育の賜物と思っているのです。

この出来事を妻に話した時、娘が万一かまってもらえなかった事で傷つかないように、家ではしっかり受け止めないといけないね、という話をしました。
そうやってちゃんと受け止めてくれる人、場所があるという事を娘が根っこでわかるというか感じられていれば、そうした場面で受け止められなかったとしても、大丈夫な子供に育つと思うのです。


・・・というような事を、連絡帳に書いてみました。

まかり間違えば、

「何ですか?私たちがちゃんと子供たちを見ていないと言いたいのですか?」

と、捉えられかねない内容を言葉を慎重に選びながら書いたのですが、先生からは、

「(娘の名前)ちゃんは元々状況を読む力があるので、なおさら一呼吸おけるのだと思います」

という返事がありました。

こういう面倒な連絡帳にも対応頂いて、本当に保育園に恵まれたと思う今日この頃です。

以上、親バカが最前線からお伝えしました。

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