杉並防災アプリ。1年間のインストール数と今後求められる機能について
先月末、杉並区防災マップアプリがインストール一周年を迎えました。
この間のインストール数を報告します。
(関連ブログ:『防災アプリを作りました』)
期間:2012年3月21日~2013年3月20日
Total: 11,462
iOS: 7,169
Android: 4,293
杉並区の総人口が約52万人なので、インストール率は2.2%。
(スマホ所有率や告知活動がほとんどできなかった点を鑑みれば、まぁこんなものかなと)
リリース後3週間で、Googleニュース、毎日.jp、msn産経ニュース、東京新聞等のweb、紙媒体に。
また、NHKお昼のニュース、ズームインサタデー等、各メディアに取り上げられたおかげで、
この期間中のインストール数が、総インストール数の約50%を占めました。
インストール数の推移を見ると、TVでの紹介よりもWebでの紹介の方がインストールに影響の
あった事がわかりました。
(ちなみに、J:COMの番組でも1週間取り上げられていましたが、インストール数には影響があまりなかったようです。。)
リリース後の評判はいうと、
企画開発者からすると、悲喜こもごものレビューを書いて頂いておりますが、
どれもこれもありがたく、嬉しく、背筋を伸ばして拝見しました。
区の事情で機能拡充は難しいのですが。。
(う~ん、、、なんとか、、、したい、、、けど、、、厳しいかなぁ。。。)
iPhone5やタブレットへの対応はもちろん、
実装した方が良いであろう機能は色々あって。
・GPSでの現在位置特定とそこから最寄の避難所表示
・SNSアカウントとの連携と、そのアカウントを用いた近親者との連絡機能
・避難所掲示板機能
・震度X以上が発生した再、現在位置情報を取得して、要介護者に連絡できる機能
などなど。
ただ、これはとある自治体の防災担当者から聞いた話ですが、
自治体としてリリースする以上、あまねく人々が公平に使用できるものであることが求められる訳です。
防災アプリに関して具体的に言うと、
・要介護者(要介護状態にある65歳以上の人)
・視覚、聴覚障害者
こうした方々が地震発生時に避難所に移動できる。
又は介助者に連絡ができるような機能実装が望ましいのです。
このあたり、色々機能は盛り込みたいものの、自治体毎に声の大きい団体さん、議員さんがおられるため、「こうした機能はつけられないのか?」とか、「こうした機能があるのは●●の属性の人々に対して配慮が足りない」といったツッコ(いえ、有難いご指摘)が入ります。
なので、
WebJISのように、「これが防災アプリのスタンダードなのだ」という規格(もとい落としどころ、もとい公的権威)を決めない限り、あまねく人々に公平に使われるアプリにはならないよなぁ。。。と思います。
こうした政治的処理が必要な案件に対しては、よほど担当部署の方に頑張って頂かないと、前に進むことがないので、そういう意味でいくら企画や技術が優れていたとしても、担当部署の方とのパートナーシップが重要であることを書き添えておきます。
(※通常、3年単位で異動がある自治体職員が、熱意をもって動いてくれるというのは、たいへん感動的です)
少々ぶっちゃけたついでに、身もふたもありませんが最も教訓になったことを書きます。
課題に対する解決案を提示し、仕様書を作成しても、
そのまま開発を依頼される訳ではないので、果報は寝て待て式が良いと思います。
防災アプリのインストールはこちらから
http://bousaiapp.info/
この間のインストール数を報告します。
(関連ブログ:『防災アプリを作りました』)
期間:2012年3月21日~2013年3月20日
Total: 11,462
iOS: 7,169
Android: 4,293
杉並区の総人口が約52万人なので、インストール率は2.2%。
(スマホ所有率や告知活動がほとんどできなかった点を鑑みれば、まぁこんなものかなと)
リリース後3週間で、Googleニュース、毎日.jp、msn産経ニュース、東京新聞等のweb、紙媒体に。
また、NHKお昼のニュース、ズームインサタデー等、各メディアに取り上げられたおかげで、
この期間中のインストール数が、総インストール数の約50%を占めました。
インストール数の推移を見ると、TVでの紹介よりもWebでの紹介の方がインストールに影響の
あった事がわかりました。
(ちなみに、J:COMの番組でも1週間取り上げられていましたが、インストール数には影響があまりなかったようです。。)
リリース後の評判はいうと、
企画開発者からすると、悲喜こもごものレビューを書いて頂いておりますが、
どれもこれもありがたく、嬉しく、背筋を伸ばして拝見しました。
区の事情で機能拡充は難しいのですが。。
(う~ん、、、なんとか、、、したい、、、けど、、、厳しいかなぁ。。。)
iPhone5やタブレットへの対応はもちろん、
実装した方が良いであろう機能は色々あって。
・GPSでの現在位置特定とそこから最寄の避難所表示
・SNSアカウントとの連携と、そのアカウントを用いた近親者との連絡機能
・避難所掲示板機能
・震度X以上が発生した再、現在位置情報を取得して、要介護者に連絡できる機能
などなど。
ただ、これはとある自治体の防災担当者から聞いた話ですが、
自治体としてリリースする以上、あまねく人々が公平に使用できるものであることが求められる訳です。
防災アプリに関して具体的に言うと、
・要介護者(要介護状態にある65歳以上の人)
・視覚、聴覚障害者
こうした方々が地震発生時に避難所に移動できる。
又は介助者に連絡ができるような機能実装が望ましいのです。
このあたり、色々機能は盛り込みたいものの、自治体毎に声の大きい団体さん、議員さんがおられるため、「こうした機能はつけられないのか?」とか、「こうした機能があるのは●●の属性の人々に対して配慮が足りない」といったツッコ(いえ、有難いご指摘)が入ります。
なので、
WebJISのように、「これが防災アプリのスタンダードなのだ」という規格(もとい落としどころ、もとい公的権威)を決めない限り、あまねく人々に公平に使われるアプリにはならないよなぁ。。。と思います。
こうした政治的処理が必要な案件に対しては、よほど担当部署の方に頑張って頂かないと、前に進むことがないので、そういう意味でいくら企画や技術が優れていたとしても、担当部署の方とのパートナーシップが重要であることを書き添えておきます。
(※通常、3年単位で異動がある自治体職員が、熱意をもって動いてくれるというのは、たいへん感動的です)
少々ぶっちゃけたついでに、身もふたもありませんが最も教訓になったことを書きます。
課題に対する解決案を提示し、仕様書を作成しても、
そのまま開発を依頼される訳ではないので、果報は寝て待て式が良いと思います。
防災アプリのインストールはこちらから
http://bousaiapp.info/