プロジェクトの病の主治医、治療・予防法に出会う 『Project Clinic』
プロジェクト進行に関する書籍を4冊上梓して以来、テーマも規模も異なるプロジェクト進行支援をするなかで蓄積・整理してきた『プロジェクト問題症候群マップ』が完成しました。
これは、プロジェクトで発生する様々な問題を「病」に見立て、その病気が発生する原因やその病気が現れてくる症状、またその病気が原因となって別の病気を引き起こしている関連性を視覚化したものです。
問題を病に見立てたところから、あるデジタルイベント企画を着想しました。それが『Project Clinic』です。
以下その企画内容です。読んでみて「やってみたい!」と思ってくださるようでしたら、本ブログ左上にあるメニュー「≡」ボタンの問合せフォームからご連絡ください。
Project Clinicのコンセプト
プロジェクトで発生する様々な問題を「病」に。問題を抱える人を「患者」に。問題解決の知恵・経験・方法・ツールを持つ人や企業を「医師」「医療メーカー」に。そして、彼・彼女らが一堂に会する場所を「病院」に見立てたデジタルイベント企画です。
患者はこの場所で、自身の問題を解決してくれる方法やツール、問題の相談や解決を依頼できる主治医を得ることができます。
企画背景
プロジェクトで発生する「病」は、ある特定の原因によって起こるわけではありません。複数の要因が絡み合って起きたり、ある症状が新たな原因となって別の病気を引き起こすことがあります。これらの複雑な原因とその解決方法を、プロジェクトの病に困っている人、これからプロジェクトに取り組むにあたって不安を抱えている人が、一つひとつ調べ、探していくのは困難です。
そこで、様々なプロジェクトの病と予防・治療の知恵や方法をひとまとめにすることで、病の直接的な原因だけでなく、関連する病や症状などの理解を深め、その予防・治療方法を見つけやすくすることができると考えました。
プロジェクト問題症候群マップとは
このひとまとめにするための編集コンテンツが『プロジェクト問題症候群マップ』です。このマップが本企画の核になります。
「症候群(シンドローム)」とは、一つの共通の原因から、いろいろな症状や兆候、それも互いに関係のなさそうなものが、さまざまな組み合わせで起こってくることをいいます。プロジェクトの問題もまた、様々な要素が絡み合って発生しています。ある問題に直接影響を与える原因もあれば、間接的に遠くから、実は根本的な影響を与えているものもあります。ソリューションを導入したりコンサルティングを依頼して直接的な原因を解決したとしても、遠くにある別の原因が取り除かれていないために、一時的に問題が解決したたようにみえても、再発するということが起こります。
このマップの症候群は大きく8種類あります。
病それぞれの名医と方法
問題症候群マップに記載している病それぞれに名医(研究者、実践者)がいらっしゃり、ソリューション及びソリューションベンダーが存在します。
クリニックで得られる・体験できるもの(コンテンツ)
こうした名医・メーカーが集まるクリニックでは、問題症候群ごとの名医の講演や下記のような体験をすることができると考えます。
座組、運営体制
クリニックという場の運営は、プロジェクト進行に悩みを抱える読者が多く存在する媒体社や、プロジェクト進行に関するソリューションを持つベンダー社が考えられます。コンテンツの数と種類によって、開催日数や参加費用などは変わるでしょうが、こうしたことについては、コロナ以降多くの媒体社・ツールベンダー社がデジタルイベントを企画・運営しているので、私が多くを話す必要はないでしょう。
プロジェクトの問題を病に見立てた『問題症候群マップ』を核に、その治療・予防の知恵や方法を有する医師やメーカーとの出会いの場『Project Clinic』。運営したいとお考えになられましたら、マップの利用条件などの詳細情報をお伝えしますので、本ブログ左上にあるメニュー「≡」ボタンの問合せフォームからご連絡ください。