パパがジージョのいうことをちゃんと聞いてくれない

ジージョの保育園では、昼寝用の毛布を家から持っていきます。金曜に持ち帰って土日に洗い、月曜に持っていくのです。
12月のある月曜日、毎日ジージョを送ってくれている妻が早番のシフトで、久しぶりに私がジージョを送っていくことになりました。私は免許はあっても運転恐怖症なので、自転車の後部座席にジージョを乗せていくことにしました。

自転車では風が冷たいだろうと、妻がジージョの手袋やネックウォーマー、後部座席用の足掛けカバーや体にかぶせる厚手の毛布を用意してくれていました。出発に際して、ジージョと話しながら、ネックウォーマーはいらない手袋はいる、厚手の毛布まで使うと後部座席のシートベルトが締められないから足掛けカバーだけにしようと色々やっているうちに、もうひとつ、袋に入った薄手の毛布があることに気づきました。これも使わなくていいだろうと思い、出発しようとしました。

このときジージョが、毛布がなんとかと口にしたのですが、私はこのあとビデオMTGの予定があったこともあり、慌てて「大丈夫大丈夫、寒くないから」と言って出発しました。
後でそれが昼寝用に使う毛布だということに気づいて、悪いことをしてしまったと帰宅したジージョに謝りました。ジージョには「だからいったのに」というようなことを言われました。妻には「パパがジージョのいうことをきいてくれなかった」というようなことを言っていたそうです。

そんなことがあって1月になり、あるときジージョがトイレに入ると、「みかんのにおいがする!」と言いました。みかん狂のアーネがトイレにみかんを持ち込んでいるという意味のことを言ったようなのですが、ジージョは人のしていることを保育士や親に告げるところがあって、それをあまり好ましくないと感じていたせいで、「みかんの食べ過ぎでおしっこにみかんのにおいでもついとるんやろ」と、ちゃんと取り合いませんでした。それを聞いたジージョが、「そういうことじゃないんだよなぁ…」とごにょごにょと口にしていました。

そのあと私がトイレにいくと、確かにみかんのにおいがしました。この瞬間、急に毛布を持っていかなかったことが思い出されました。思い出して、あのときジージョの言うことをちゃんと聞いて、ちゃんと話をしていれば、毛布を忘れなかったのだと反省しました。

トレイのみかんのことは、どうすればよかったか。
私が最初からジージョの話を信じるのが一番。他には、ジージョが私をトイレに引っ張っていって確かめさせようとするという方法も考えられますが、そうしようとしてもムダ、そうするのは怖いとジージョに思わせてしまっていたら、これは私の罪です。

トイレから出たあと、ジージョには話を疑ってわるかったことを謝り、ジージョのいうことを信じるからパパにまた話をしてなと話しました。

最近はこういう反省をしてばかりです。

このブログの人気の投稿

オラリティとリテラシー。~子どもが世界を知る二つの経路

著者が解説『プ譜』とは何か?概要とテンプレートを紹介します(動画あり)

高崎線の四人ボックス席で帰るプロジェクト 後編