分業を侮るな~娘にモロヘイヤの葉を茎から取ってと依頼したのに、結局ぜんぶ自分でやり直したときの話

夕食の準備をしているとき、アーネ(9才)に「モロヘイヤの葉を茎から取っておいて」と、一度手本を見せてから頼んだときのことです。
下の写真は茎から葉を取った状態のものです。私は太い茎と葉をつなぐ「細い茎?」が苦手なので、手本を見せた際にはこの細い茎も取って見せ、本当に葉っぱだけの状態にしてほしいと依頼したつもりでした。


しかし、アーネが作業した結果、この細い茎がほぼすべての葉についており、結局私が細い茎を一つ一つ取るはめになりました。分業の効果がまったく得られず、二度手間という弊害だけを被ったわけです。
目の前でやって見せたのだから伝わっているだろうというのは思い込みであることがほとんどです。やって見せ相手の目に残し、「この細い茎も取って、ほんとうに葉っぱだけの状態にしてね」と口で伝えて相手の耳に残す。分業時のコーディネーション問題や発注する側の「伝えたつもり」問題を身をもって体験する、たいへん有意義な機会になりました。

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