誕生日にプレゼントしてもらう意中の一冊を選ぶ方法

アーネ(7才)とジージョ(3才)が、私の両親に誕生日のプレゼントをリクエストする手紙を書こうとしていたときのことです。
当時ジージョがお気に入りだった「ようかいずかん」シリーズのなかから一冊を選ぶことにしました。
おばけずかんシリーズは数十冊出ているのと、これまで図書館で何冊か借りてきていたので、
まだ読んでいないものから選べるよう、以下の手順で意中の一冊を選ぶことにしました。

1.読んでいないようかいずかんの表紙を、パワーポイントに貼る
2.読みたいものを、ジージョに一冊選ばせる

ここまできて、ジージョはなかなか選ぶことができません。
そこで、アーネがこんな助け舟を出しました。

「ジージョはこわいものが好きだから、表紙がこわいものにしたら?」

これを手順に書き加えてみましょう。

1.読んでいないようかいずかんの表紙を、パワーポイントに貼る
2.怖いと思う表紙を、ジージョに一冊選ばせる

ジージョは自分が怖いと思う表紙を何冊か選びました。
それでも一冊を決めることができないので、手順を新たに加えます。

1.読んでいないようかいずかんの表紙を、パワーポイントに貼る
2.怖いと思う表紙を選ぶ
3.怖い表紙のなかから、読まなくてもいいかなぁと思う本を除く

こうしてベスト3まで絞りこむことができました。



ここで私はジージョに一冊を選ばせようとしたのですが、またまたアーネがアイデアを出しました。

「第一位が本屋さんになかったら困るから、このなかから本屋さんにあるものにしたらいいんじゃない?」

と。
ジージョはその提案に納得。私も大納得です。
というか、このやり取りのなかで、私よりもよほど優れていると言えます。

私は自分が読みたい本のなかから一冊を選ぶということや、
amazonで購入するようになってからは、ほとんど意中の書籍が買えないという経験をしていませんが、
図書館で書籍を探して貸出し中ということを何度か経験しているアーネならではのアイデアだったかも知れないと思うと、
人の考え方というのは本人の経験の影響を受けるのであろうと思った次第です。

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