分けるのってたのしいよね~

この夏、アーネとジージョがアイロンビーズにはまって、購入したアイロンビーズセットを、専用のケースに色別に黙々と分けていた。



日頃のアーネとジージョの口げんかの喧噪がうそのように、静まりかえったリビングで、アーネがぼそっと、

「どの色にどのくらい手を伸ばせばいいかわかってきた」

と言いました。


様々な色がまじったビーズの山から、ある色のビーズをピンセットでつまみ、決められた色のビーズを入れるケースに運ぶ距離感が、作業しているうちにわかってきたということを言っているのだと思いました。
こういう身体知のようなものを、自分で認知できるのは大事なんじゃなかろうかと思いつつ、最後にまたアーネが、

「分けるのっでたのしいよね~」

と言いました。

そうそう。分けるのは楽しいだよな、と。
分けてスッキリするのは気持ちいいことだが、分けていく作業自体が楽しい。
それは分析することの楽しさにも通じるし、分析しすぎることの弊害なんかもあるけれど、根本的に分けるのはなんだか楽しいのだ。

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