娘の前で、外国人と外国語で話すとどうなるか?

盆帰省で娘二人を連れて名古屋駅で新幹線待ちの列に並んでいると、後方から中国語が聞こえた。チラ見すると、小さな子どもを抱っこしてスーツケースを転がしている親子三人。
私は中学卒業後、中国に留学し大学卒業まで6年間を過ごしたおかげで、今もそこそこ中国語ができる。
「なんか聞いて!話しかけて!」
って、思ったよね。
娘たちの前で、外国語を話すカッコいいパパになりたい。

話しかけてオーラ出しまくってたから、向こうも気づいてくれたらしく、向こうのパパが話しかけてきた。

「エクスキューズミー…」

ちゃうやん!
ワイは英語がからきしなので、中国語で話しかけてほしいんや!

だから言ったさ。中国語で「中国語できる?」って。
向こうのパパはエッ!?という表情をしたあと、すぐに
「会会会!(できるできるできる!)」と嬉しそうに答えた。

パパが聞きたかったのは、品川まで行きたいんだが、今待っている新幹線は品川に停まるのか。何号車から乗ればいいのか、ということだった。

切符を見ると自由席だったので、
「え~と、自由席は前側1から3号車で、ここは10号車なので、ここから真っ直ぐ向こうに行ってね。あの~、とても混んでると思うけど…」
ということを中国語で話した。

パパは「オッケーわかった大丈夫、謝謝!」と言って、自由席方向に歩き去っていった。

私は娘たちの方を振り返って、「パパ、中国語じょうずやろ~」と言うと、
ふだんはママ一辺倒のジージョ(3才)が、

「パパ、イケメン!」

と激賞してくれた(違

どや?と今度はアーネの顔を見ると、

「中国語の途中に、"あの~"とか、"え~と"とか言ってたから、イケメンでもないしうまくもない」

と冷静に塩ツッコミを入れられて、たいへんガッカリした。

帰りの新幹線で、スジャータのアイスを買わなかったのは言うまでもない。
(写真は行きの電車)


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