読書感想文は、一年生の課題図書以外読んじゃいけないの?

アーネが初めての夏休みを迎えて、学校から読書感想文の課題図書リスト(プリント)が配られてきました。



リストには書名しかありません。
アーネは、プリントに並ぶ書名を見て、読みたいと思うものを書き出していきました。




リストには2年生や3年生の課題図書もあります。

アーネが書名からいろいろな想像をしたのか、気になるキーワードがあったからかはわかりません。
これだけ読みたいと思える本があるということに、静かな感動を覚えます。

このアーネが書いた「読みたいリスト」を見て、誰が言ったかは言えないんですけども、

「それは読まなくてもよい」

というようなことを言った人がいました。

1年生以外の本を読んでも、読書感想文を書いたとは認められないという想いで言ったのか、
言った人に確かめていないのでわかりません。

この課題図書のできごとは、こんなことを思わせました。


  • 私たちは知らず知らずの間に、かけなくていいブレーキや設けなくていい柵をつくってしまっていないか。
  • それを自分や他者にもやってしまっていないか。
  • そうしたブレーキや柵は、致命的な事態にならないかぎり、設けなくてもいいのではないか。
  • そうしたブレーキや柵は、「これは評価されないからやらなくていい」といったマインドを育てないか。
  • どう育ってきたら、こういう発言をする人になるのか。
  • 学年の課題図書以外の感想文を書いたとしても、評価をしてくれる担任、学校であってほしい。(なぜなら、読書感想文の提出は任意だから)
  • 読めるのと文章を書けるのとは別能力なので、課題図書を吟味しているのかも知れない。(知らんけど)


私からは3年生の課題図書、『赤ちゃんが生まれました』をプレゼントしました。


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