子どものプロジェクト力の鍵を握る「見通し」。

アーネとジージョにプロジェクトを興し、進めていく力を養うにあたって、段階をふみながら行っていることの一つに、「見通しを立てる」というものがあります。

  • 目標に対して行うことを書き出す。
  • 行う順に並べる。
  • 行うことに必要な時間を見積もる。
  • いつやるかを決める。
  • 絶対にやりたい(やらねばいけない)ことと、そうでもないことを決める。
  • もしその何かができなかった時、どうするか考える。

見通しを立てる作業や意思決定にはざっと上記のようなものがありますが、これを子どもがいちどきに行うことは容易ではありません。

最初は、「おやすみの日にやりたいことを書く」からスタートしました。


他にも、公園に行くとか、銭湯に行くとか、銭湯に行ってママに内緒でアイスを食べるとか、アイスを食べたことを寝るまで内緒にするとか、などです。

アーネが3歳の頃は、アーネと私が一緒に考え、アーネが口にしたことを私が書き、アーネがチェックをするという役割。
アーネが5歳の時、私の実家のある「三重のじいじとばあばの家に行く時にやりたいこと」は、写真のようにフセンに書いて貼り出しました。



こうして書きだしたものを、このフセンはカレンダーに落とし込んで、「いつ、何をやる」を決めていきます。

半年経った頃には、水色は朝、黄色が昼、オレンジが夕方、黄緑が夜、というふうに、フセンの色に時間軸を持ち込みました。



ところで、プロジェクトに取り組んでいるプロセスで、我々は必ず何かを選択します。
A案とB案を選ばなければならない場合、コストや手間の多寡、リターンの大小、過去の経験の有無など、あっちを立てればこっちは立たずと、トレードオフに悩みながら、色々な基準を立てて選択をしています。

AとB、どちらを取るかといった時に、いずれかを選ぶか、Cという新案を出すかといった以外の選択肢として、AとBをどっちもやるという方法もあります。

ある日、アーネと休日にやりたいことの計画を立てて、土曜日に行う予定だった「ミッケごっこ」を土曜はやらず、日曜の夕方になって「やっぱりやりたい」と言いだしました。
さすがにその日はできなかったので、私はアーネにこう問いかけました。

「1日に3こしかできないけど、5こやりたいことがあったとき、アーネはどうする?」

するとアーネは、

「5こをちょっとずつやる」

と答えたのです。

個人的にその手は好みませんが、プロジェクトのスタート期に、小さく色々な手を早く打つことが有効なことを思えば、その手も有効でありましょう。
(ちなみに、「トレードオフ」とは違うこの打ち手に該当する言葉は何なんでしょうか?)

これがアーネのプロジェクト力のあらわれなのか、ただ欲張りなのか。これは受け止め方の分かれる所であります。

以上、親バカが最前線からお伝えしました。

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