異なるリソースで数をとらえる『おはなしき』

アーネが小学生になってから、はや3ヶ月。
算数では「文章問題」が始まり、こんな計算ドリルを宿題に持ち帰ってきています。


文章を読んで式をつくり、回答を書くというやつですね。
これとは別に、わがやでは自転車に乗っている途中などに、『おはなしき』という遊びをしています。


これは、上述のような文章問題を私が出してアーネが答えるのではなく、たとえば「100 - 98」という式があれば、それをつかって、文章問題をつくるというものです。

「100 - 98」であれば、こんな感じです。

アーネちゃんが大好きなチョコレートが100個はいったお菓子を買ってもらいました。あんまりおいしいので、バクバクと98個も食べてしまいました。残ったチョコレートは何個でしょうか? 

本当はこれにアーネが好きな絵を描く活動を加えて、通常の算数ではあまり使わないリソースを使ってみることで、多様な表現・とらえ方ができるような素地をつくれないかと考えているわけですが、そんなしょっちゅうやっている訳ではないので、自己満足なところが大いにあります。

先週末、宿題の音読を終えたアーネが、終了後に押すスタンプを持ってきて、それらをながめていたと思ったら、「そうだ!」となにごとか閃いた様子で、私に「紙ちょうだい」と言いました。

渡した紙にスタンプをペタペタと押し始め、なにやら書いています。

「ぜったいにみないでね」

というのを後でこっそり見てみると、こんな問題をつくっていました。




どんな環境や素材を用意して、どこかにあるスイッチを触発したら、どうやってこんな創発が起こるのか。子どもというものは本当に興味が尽きず、日々驚かされます。

以上、親バカが最前線からお伝えしました。

このブログの人気の投稿

子どもがよろこぶ「おはなし」の作り方

【著者解説動画有】『プ譜』とは何か?概要とテンプレートを紹介します。

高崎線の四人ボックス席で帰るプロジェクト 後編