なんでパパはガーガーで、アーネはスヤスヤなの? ~オノマトペと対象のらしさをつなぐ力

2016年になってから、4歳娘(アーネ)がオノマトペを使い始めた―、というか意識し出したような気がします。

どんな状況でそうなったか覚えていませんが、

おかしをポリポリ
おしりをボリボリ
おならをプリプリ

と言って、大笑いしたことがありました。

この他にも、寝息のオノマトペとして、

パパはグーグー
ママはクークー
アーネ(長女のこと)はスヤスヤ
ジージョ(次女のこと)はスースー

と私とアーネで言ってみたり。

おならのオノマトペとして、

パパはプープー
ママはプリプリ
アーネはプス~
ジージョはプププ

と言ってみたり。


面白いのは、寝息のオノマトペで私が自分に「グーグー」を当てはめた時、アーネが

「ちがうでしょ。パパはガーガーでしょ」

と言ったことです。
同じように、おならのオノマトペで私が自分に「プープー」を当てはめた時も、

「パパはブーブー!でしょ」

と訂正されたのです。


この、「オノマトペ(音)とその対象(概念)を結びつけるイメージ」というものを考えるにあたって、『ブーバキキ効果』というものがあります。

これは下図のような丸い曲線とギザギザの直線とからなる2つの図形を被験者に見せた後に、

「どっちがブーバで、どっちがキキか?」

と質問する実験です。


その結果によると、98%ほどの大多数の人は、

「曲線図形がブーバで、ギザギザ図形がキキだ」

と答えるのだそうです。
この結果の注目すべき点は、被験者の母語にはほとんど関係がなく、また大人と幼児でもほとんど変わらないとされる所です。

対象となる事物のイメージやらしさから、それに相応しいオノマトペを選択する脳みその中で、アーネにとって私は「ブーブー」であり「ガーガー」なのでしょう。

ブーブーはともかく、私は寝言はいうもののイビキも歯ぎしりもしないので、ガーガーというのは事実無根でありますが、私(父親という概念が何か)と結びつくのがガーガーであるというのは、非常に面白く感じます。
(※ガーガーをかわいく声に出せば、また違ったイメージを持つかも知れません)

それよりなにより、こういう力が4歳児に備わっているということに、感動を禁じ得ないものであります。

というわけで、今日も親バカが最前線からお伝えしました。

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