親子のコミュニケーションと、子どもの自主性をはぐくむ“つり革”
間もなく生後7ヶ月を迎える娘は、手足をブンブン振り回したり、腰が据わってお座り遊びができるようになったりしてきました。
身体がどんどん成長していくに従い、子どもが使うおもちゃ、道具が、子どもの心身の成長、親子のコミュニケーション等にどんな影響を与えているのか?どんなモノを選べば良いのか?という事について、よく考えるようになりました。
こうした子どもとモノの関係に、早くから着目して活動している素敵なプロジェクトとプロダクトに触れる機会があったのでご紹介します。
■子どもと出かける時の心配事は、子どもの安全確保
私の娘はまだ立てないため、私たち夫婦と一緒にならんで手をつなぐことを今から楽しみにしているのですが、みなさんはお子さんと出かける時、手をつなげていますか?
先日、友人夫婦と新宿御苑にピクニックに行った時、
妻がベビーカーを押し、私が両手にお弁当や飲み物の入ったバッグ、袋を持って移動しました。
その時、「子どもが歩けるようになった時、あっちこっち動いたりして、出かけるのは大変そうだなぁ」と、早くも気が重くなったのですが、
実際、子どもが歩けるようになった時の心配事は、勝手にあっちへトコトコ、そっちへトコトコ歩いていってしまう子どもの安全でしょう。
この心配事を解消するモノとして、「迷子ひも(迷子リュック)」がありますが、
「手をつなぐのを嫌がって、親の手を振り切ってしまう子でも、ひもで繋がっているという安心感がある」というメリットに比べ、
ひもを引っ張った場合、転倒しやすかったり、人ごみの中で他人にひっかかったりするデメリットの方が大きそうなのと、
見た目が犬のひものようであまり好きになれなません。
何より、この迷子ひもには、「ひもで繋がっておけば、まァ安心」という感じが、
親子間のコミュニケーションが希薄にさせているような気がするのです。
(繰り返しですが、私の娘は歩けないので、以上の事は私の妄想です)
そんな事を考えていた私が先週買ったばかりのアイテムがこれ。
「こわっか」という名前のアイテムです。
■子どもとのお出かけ時の安心安全と、親子のコミュニケーションを両立する「こわっか」
「こわっか」は子どものためのつり革。
これを、おとなのズボンやバッグの肩掛けなどに装着して、子どもが捕まれるようになります。
これを見た瞬間、最近思い悩んでいたお出かけ時の問題を一発で解決してくれそうな気がして、
娘はまだまだ歩けないにも関らず、一目惚れしてしまいました。
私はこのアイテムに、 デザイナーが中心になって、子どもとの暮らしにおける「モノ」や「コト」について活動する「コド・モノ・コト」が 期間限定で神楽坂にオープンしていたショップ、「こぐハウス」で出会いました。
このお店で、「こわっか」が誕生した背景について、ユニークなお話を伺うことができました。
まず、「こわっか」をデザインしたのは、子どもがいないデザイナーさん。
そんな方が、なぜお出かけ時の親の心配事を解決し得る道具を作ることができたのは、
デザイナーさんが日頃の観察の中で、両手のふさがっている母親と子どもの姿ややり取りを見て、
「子どもが安心してつかまることのできる場所を用意してあげたい」
と思ったのがキッカケだったそうです。
■イノベーションは観察から生まれるのだ!
この話を保育士の妻にすると、
「そういえば、お散歩の時、両手がふさがっていたら、エプロンをつかまわせてるわ」との事。
「こわっか」を着想した時の経験が、レアな経験でないことがわかります。
こわっかの誕生話を聞いて、私は子どものモノをつくる時の、
「子どもの様子、動きを観察することの大切さ」をあらためて実感しました。
※関連記事:「赤ちゃんにおもちゃを与えるタイミングと考え方」
http://kodomonogatari.blogspot.jp/2012/05/blog-post.html
こわっかを子どもがつかまるモノのため、
親が手を離さない限り、子どもはどこにいかない迷子リュックと比べて、安心感では劣るでしょう。
しかし、こわっかをつかませる事の意味や、子どもの自主性を育むという意味で、
私はこわっかに期待せずにいられません。
(・・・とまぁ色々書きましたが、結局は一目惚れして即購入しました)
ちなみに、何度も繰り返しで恐縮ですが、
私の娘はまだまだ歩けませんので、買った「こわっか」はもっぱらナメナメ専用です。。。
■コド・モノ・コト - コドモといっしょの暮らしを考えるプロジェクト
最後になりましたが、「コド・モノ・コト」さんのご紹介を。
このプロダクトを生んだデザイナーさんが活動する「コド・モノ・コト」は、
コドモが暮らす日常の「モノ」や「コト」について、子供たちといっしょに考え、提案するプロジェクトとして、
デザイナーや職人、編集者達が中心となって、ワークショップ、展覧会、勉強会、ショップなどを
2005年5月5日から続けています。
「こわっか」以外にも素敵な子どものモノが販売されているので、ぜひご覧下さい。
コド・モノ・コト
http://www.codomonocoto.jp/
身体がどんどん成長していくに従い、子どもが使うおもちゃ、道具が、子どもの心身の成長、親子のコミュニケーション等にどんな影響を与えているのか?どんなモノを選べば良いのか?という事について、よく考えるようになりました。
こうした子どもとモノの関係に、早くから着目して活動している素敵なプロジェクトとプロダクトに触れる機会があったのでご紹介します。
■子どもと出かける時の心配事は、子どもの安全確保
私の娘はまだ立てないため、私たち夫婦と一緒にならんで手をつなぐことを今から楽しみにしているのですが、みなさんはお子さんと出かける時、手をつなげていますか?
先日、友人夫婦と新宿御苑にピクニックに行った時、
妻がベビーカーを押し、私が両手にお弁当や飲み物の入ったバッグ、袋を持って移動しました。
その時、「子どもが歩けるようになった時、あっちこっち動いたりして、出かけるのは大変そうだなぁ」と、早くも気が重くなったのですが、
実際、子どもが歩けるようになった時の心配事は、勝手にあっちへトコトコ、そっちへトコトコ歩いていってしまう子どもの安全でしょう。
この心配事を解消するモノとして、「迷子ひも(迷子リュック)」がありますが、
ひもを引っ張った場合、転倒しやすかったり、人ごみの中で他人にひっかかったりするデメリットの方が大きそうなのと、
見た目が犬のひものようであまり好きになれなません。
何より、この迷子ひもには、「ひもで繋がっておけば、まァ安心」という感じが、
親子間のコミュニケーションが希薄にさせているような気がするのです。
(繰り返しですが、私の娘は歩けないので、以上の事は私の妄想です)
そんな事を考えていた私が先週買ったばかりのアイテムがこれ。
■子どもとのお出かけ時の安心安全と、親子のコミュニケーションを両立する「こわっか」
「こわっか」は子どものためのつり革。
これを、おとなのズボンやバッグの肩掛けなどに装着して、子どもが捕まれるようになります。
これを見た瞬間、最近思い悩んでいたお出かけ時の問題を一発で解決してくれそうな気がして、
娘はまだまだ歩けないにも関らず、一目惚れしてしまいました。
私はこのアイテムに、 デザイナーが中心になって、子どもとの暮らしにおける「モノ」や「コト」について活動する「コド・モノ・コト」が 期間限定で神楽坂にオープンしていたショップ、「こぐハウス」で出会いました。
まず、「こわっか」をデザインしたのは、子どもがいないデザイナーさん。
そんな方が、なぜお出かけ時の親の心配事を解決し得る道具を作ることができたのは、
デザイナーさんが日頃の観察の中で、両手のふさがっている母親と子どもの姿ややり取りを見て、
「子どもが安心してつかまることのできる場所を用意してあげたい」
と思ったのがキッカケだったそうです。
■イノベーションは観察から生まれるのだ!
この話を保育士の妻にすると、
「そういえば、お散歩の時、両手がふさがっていたら、エプロンをつかまわせてるわ」との事。
「こわっか」を着想した時の経験が、レアな経験でないことがわかります。
こわっかの誕生話を聞いて、私は子どものモノをつくる時の、
「子どもの様子、動きを観察することの大切さ」をあらためて実感しました。
※関連記事:「赤ちゃんにおもちゃを与えるタイミングと考え方」
http://kodomonogatari.blogspot.jp/2012/05/blog-post.html
こわっかを子どもがつかまるモノのため、
親が手を離さない限り、子どもはどこにいかない迷子リュックと比べて、安心感では劣るでしょう。
しかし、こわっかをつかませる事の意味や、子どもの自主性を育むという意味で、
私はこわっかに期待せずにいられません。
(・・・とまぁ色々書きましたが、結局は一目惚れして即購入しました)
ちなみに、何度も繰り返しで恐縮ですが、
私の娘はまだまだ歩けませんので、買った「こわっか」はもっぱらナメナメ専用です。。。
■コド・モノ・コト - コドモといっしょの暮らしを考えるプロジェクト
最後になりましたが、「コド・モノ・コト」さんのご紹介を。
このプロダクトを生んだデザイナーさんが活動する「コド・モノ・コト」は、
コドモが暮らす日常の「モノ」や「コト」について、子供たちといっしょに考え、提案するプロジェクトとして、
デザイナーや職人、編集者達が中心となって、ワークショップ、展覧会、勉強会、ショップなどを
2005年5月5日から続けています。
「こわっか」以外にも素敵な子どものモノが販売されているので、ぜひご覧下さい。
コド・モノ・コト
http://www.codomonocoto.jp/