コドモノガタリのロゴ物語

会社やサービスのロゴが必要になった時、みなさんはどのように制作していますか?
コドモノガタリのコンセプトを世の中の人々がどのように受け止めてくれるのか、色々な反応を幅広く見たかったため、デザイナーからのコンペ形式でロゴ制作ができる仕事依頼サイト、
「Lancers(ランサーズ)」を使ってみました。


依頼の仕方を工夫した結果、とてもステキなロゴができましたので、その方法と過程をみなさんにご紹介したいと思います。


■言葉にできない微妙なニュアンスを可視化しよう

自分の頭の中に漠然とあるロゴのイメージを言葉で現すのは難しいですよね。
ランサーズにはこの難しい作業を、
「ロゴの種類」と「イメージのパラメータ」で設定することができるユニークな機能があります。

コドモノガタリでは、8つの種類から、ピクチャーロゴ、抽象ロゴ、エンブレムロゴの3つに。




希望イメージを以下のように設定しました。


ここで、言葉にできない微妙なニュアンスを可視化したら、次は言葉にできる「ロゴの概要、特徴」を記入しましょう。


■ロゴを使うサービスの説明にプラスαを

概要、特徴を記入する時のポイントは、サービスの説明をするだけではなく、
「そのサービスを使うことで、利用者に起きるステキな事」を書いたほうが良いです。

それを書くことで、
「ステキなサービスなんだな」とデザイナーに思って頂き、サービスに対する共感度を高めることで、
このサービスの一員のような気持ちで制作してもらう事ができます。
(逆に共感してもらえなければ、良いロゴにはならないと思います)



■参考になりそうなロゴやイメージは添付ファイルで送ろう

コドモノガタリのロゴを作る時の一番の悩みは、
「コドモ」、「モノ、「モノガタリ」の3つの要素を、どのように融合させるか?でした。

制作依頼を行って2~3日で、いくつかの提案を頂きましたが、
この悩みをうまく解決した案ではなかったため、
参考になりそうなロゴをパワーポイントにまとめ、依頼内容に「追記」して送信しました。
(結果的に、その後より良い提案を頂くことができました)





■提案にはコメントを返そう

また、頂いた提案には一つ一つコメントを返しました。
提案に対する所感などを書き込むことで、新しいデザインを提案してくれます(デザイナーによります)。


コメントを書き込むメリットは、
コメントは公開されるため、そのコメントを見た他のデザイナーが、より良いデザイン、又は別の切口のデザインを提案してくれるからです。
(心情的には、早めに提案してくれて、コメントを元に色んな提案をしてくれるデザイナーにお願いしたいんですけどね)


■〆切2日前からやってくる「ランサーラッシュ」!!

以上のことをやり終えて、締切日が近くなってもロゴが来ない。
どうしよう・・・?
なんていうご心配は無用です。

コドモノガタリの場合、〆切2日前から怒涛の提案ラッシュがやって来ました。





そして、最終的に頂いた提案がこちら。




■という訳で、コドモノガタリのロゴが決定

こうして、いくつかの工夫を経て、デザイナーのみなさんからの素晴らしい提案を元に、
最終的にこちらのロゴに決定しました。


子どものモノに込められた想いがモノガタリとして親から子に伝えられていく感じを、
とてもステキに表現したロゴになりました。

※iPhoneアプリ「コドモノガタリ」は2012年11月30日にサービス停止致します。

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