あまりに多様な用途に使える「プ譜」とは何か。
プ譜を開発したときには想像もしなかったような使われ方をして頂く一方、自分もその用途を広げていく活動を行うなかで、「結局プ譜ってなんなの?」と聞かれたとき、いろいろな答え方をしてきました。
下記のリストはその代表的なものです。
対象や規模を問わず、モノゴトのシステムを表現する道具。
プロジェクトの目標と所与のリソースや置かれている環境、及び目標に至るまでの仮説を表現する道具。
プロジェクトに関わる複数の要素間の関係性・構造を可視化し、全体像を把握する道具。
プロジェクトの言語化と構造化の道具。
プロジェクトを「わかる」ための道具。
プロジェクトの生きた文書。動態保存の道具。
実行の結果を振り返り、意思決定のプロセスを記録して、プロジェクトを俯瞰的に眺めながら進めるための道具。
ふりかえり、記録、評価の道具。
プロジェクトを進めるためのフレームワーク、プラクティスの一種。
プロジェクトのポートフォリオ。
プロジェクトの伝達の道具であり、思考操作の道具。
合意形成の道具。
プロジェクトに関わる人々との対話の道具。わかりあうための文書。
人々が自分の望んでいることについて共通の理解を伝え合う道具。
上記のことを学習コストと認知負荷を低くして行えるようにするための道具。
学習コストの低い表記法。
プロジェクトを進めるためのメンタルモデル。 メンバー間で共有されるメンタルモデル。
抽象的になりすぎない概念モデル。
プロジェクトに参加しやすくする道具。
暗黙知を形式知化しやすくする道具。
プロジェクトを進めるためのフレームワーク、プラクティスの一種。
また、プ譜は道具であり、その道具をよりよく使用するためのルール(遠位と近位、入れ子構造など)や補助ツール(問いかけリストなど)もあります。
上述した「プ譜とは」リストは今後も増えていく気がしており、それについてはScrapboxに常時追記していきます。