娘に教える、好きな人の前でも猫まんまを食べる方法

娘（2才半）が誰も教えていないのに、みそ汁かけご飯（通称ねこまんま）を作って食べました。
世間的には行儀の良いものとは見なされていないこの食べ方を、 将来娘が好きな人の前でうっかりやってしまい、嫌われて悲しい思いをしないよう、私が25年前に考案した対策を残しておきたいと思います。

先日、作り置きしておいた牛肉の時雨煮を卵とじにして、なんちゃってすき焼き丼を作りました。

この日の夕食は、

・なんちゃってすき焼き丼
・サツマイモのみそ汁
・トマト等の入ったサラダ
・小松菜と海苔の和え物

娘がすき焼き丼にみそ汁に入っていたサツマイモをのせ、ついにはみそ汁をスープによそってごはんにかけ始めたのです。
しぐれ煮の甘辛い味に、コクのあるみそ汁が絡んだご飯はさぞ美味しかったことでしょう。

私の実家ではこの食べ方を「みそ汁かけご飯」と呼んでいるのですが、世間一般的には「ねこまんま」と呼ばれるものです。


で、私もこのみそ汁かけご飯が大好き。
幼い頃から、家でも外食先でも「しめ」は必ずといっていほどみそ汁かけご飯にして食べていました。
豆腐や揚げが残っている状態では美味しくなくて、わかめがトロッとした状態でご飯量３に対して汁が２くらいの状態で食べるのがウマイのです。
（ちなみに、食事の最初から かけてしまうとお米がふやけてしまって美味しくありません。あくまでしめに食べるのが良いのです）

その大好物のみそ汁かけご飯を、小学校高学年で少なくとも家の外では食べなくなりました。
当時好きだった女の子が、「みそ汁かけご飯って行儀悪いよね」と言っていたのを聞いてしまったからです。
しかし、給食のみそ汁と言うものは大量の具材を大きな鍋で作っていくものですから、たいへん旨くて止めるには忍びありません。

そこで私はこのような対策をとりました。

まず、ごはんを箸で一つまみして口に入れ、そのままの状態をキープしている所へみそ汁を流し込みます。そうすると、お口の中でみそ汁かけご飯の小宇宙ができあがるのです！

 
娘に物心がついて、いつか好きな人ができた時、それでもみそ汁かけご飯が止められない場合、私はこの方法を教えてあげようと思います。
（ちなみに、妻はみそ汁かけご飯を食べません）


■余談だが

みそ汁かけご飯が世間的に行儀が悪い、品が悪いというイメージを持たれている事は知っているのだが、たしかにGoogleで画像検索してみてもうまそうな写真がない。

なので、みそ汁かけご飯のイメージ向上のためには見た目の改善を図ることが急務のように思われる。