こまつなのナゾナゾ ~子どもは自ら作問することで理解を深める
前回、小松菜に関するエントリー(スーパーで学ぶ、子どもと「かたち」・「なまえ」・「もじ」の関係)をしたばかりですが、今日もまた小松菜について。
アーネ(4歳)は「なぞなぞ」や「三択クイズ」を出せ出せとリクエストしてくるのですが、
時々、自分でもクイズやなぞなぞを出してきます。
ある日の夕食時に、
「こまつなは、どこでできているでしょうか?いち、たんぼ。に、かわ。さん、くさ!」
と言って大笑いしました。
大笑いしたものの、自分でなぞなぞを出したことはとても大事なことだと思います。
例えば、その平仮名が読めるか書けるかというのは、テストをしてみればすぐにわかります。
でも、単なる読み書きだけでなく、その言葉が持っている要素、機能、属性といったものから、イメージというか「らしさ」のようなものの理解を深めていく上で、大げさですが「作問」をするというのは、良い手段なのではないかと思うのです。
で、アーネのなぞなぞなクイズを聞いていると、アーネ自身が自分の作った問題が、問題としてイケているか、成り立っているかということに気づいていきます。
そうすると、最初はなぞなぞに答えるのが楽しかったのに、だんだんなぞなぞをつくるのが楽しくなってくる。
そのサイクルが回ると、どんどん言葉への理解が深まるんじゃあないかと思うのです。
そんな親バカなことを最前線で考えながら、おかえしに、
「ツナはツナでも、緑色のツナはなんだ?」
となぞなぞを出すと、なかなか答えが浮かばないアーネに、夫婦ゲンカ中の妻が、
「そのツナは、いつもこまってるのよ」
とヒントを出した瞬間、
「わかったぁ!コマツナだぁ!」
と喜んで答え、食卓が幸せな空気に包まれました。
その時私は・・・、
この日まで続いていた第十六次夫婦大戦の・・・、
そう遠くない終わりの日を、予感したのでした・・・。
*なぞなぞと子どもの言葉に関するエントリーはこちらもどうぞ
『4歳娘がなぞなぞを出せるように、なぞなぞを分解・分類してみる』
『娘が初めてちゃんとしたなぞなぞを出した記念日』