連絡帳は保育士の力を知るツール

毎晩仕事を終えて、保育園の連絡帳に目を通す。
今一番の楽しみです。




「お友達がみんなお昼寝したのを確かめて、”よしよし”と頷いてから寝ていました」

おいおい、人の世話をやいてないで、早く寝ろよとか。


「クラスの女の子たちと”おっけー、う~ん、おいし~い!”と言い合って給食を食べています

なにそれ、女子会!?とか。

他人に積極的に近づいていかないタイプの娘が、クラスのお友達と仲良くしている情景を思い浮かべて微笑ましく感じたり。

そんな事をしゃべったの?とか、そんな事ができるようになったの!?といった驚きもあったり。

保育士さんが書いてくれる150~200字ほどの文章を読むのが楽しみでなりません。

このように読んでいて楽しい文章というのは、“読み応え”のある文章と言い換えることができると思います。


読み応えを測る具体的な指標をうまく言い表せないのですが、読み応えのある文章に共通するのは、保育士さんが子供たちと、その日の保育を通して得た(見た)であろう沢山のエピソードの中から、とっておきのエピソードを選んでくれたという感じがする事です。


同じような文章、例えば、

「〇〇〇〇していました」
「〇〇な様子が、可愛かったです」

という一文でも、何か密度の濃淡を感じる気がするのです。


「保育園、連絡帳」で検索してみると、保育園からの連絡帳はたまにしか書かれないとか、「読みました」という捺印(スタンプ)だけとかいう事例がけっこうあるようなのですが、幸い、娘が通う保育園ではそのような事はありません。

もちろん、1歳児クラスというハプニングが続出しているであろう現場での保育をこなし、保育以外にも煩雑な事務作業もこなしながらですから、一人一人の子供をよく見る時間はその日によっても違うでしょうし、保育士さんの経験によっても差が出るでしょうから、毎度毎度読み応えのある内容になるかというと、そんな事はないと思います。。
(それを求めるのは、親バカゆえの過ぎた願いというものです。)


話を戻します。


この「読み応え」を「保育士さんが子供たちの様子を観察できる力(気づける力)」と考えると、保育園の連絡帳というものは、保育士さんの力量や保育の質を推し量ることのできる数少ないツールなのではないかと思います。
(しいては、保育園がそうした環境を作っているという経営、運営力も)


「保育園でそんな遊びをしてるんだ。じゃあ家でもやってみよう」とか。

「そんな言葉を覚えたのか。赤ちゃん赤ちゃんしている言葉づかいは控えよう」とか。


保育園の連絡帳は、保育士さんが娘の園での様子を適切に伝えてくれることで、私たち夫婦の子育てにも影響を与えてくれます。
(次のステップに進む後押しをしてくれるとでも言いましょうか)

そして、それによって保育士、保育園に対する保護者の信頼が強まる、とても大切なツールだと思います。



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