フォトブックを作り続けるコツ ~Photoback JOURNAL編

離れて暮らす実家の両親のために、娘のフォトブックを毎月1冊送り続けて一年。
その後もまめまめしくフォトブックを作っている体験から、いかに定期的に、楽にアウトプットするかといった事についての考えをまとめてみました。



毎月娘の成長記録をフォトブックにするにあたって試行錯誤してきた体験から、結論から先に述べると4つのポイントがあると考えます。

1.アウトプットの量を少なくする
2.テーマ、構成を決める
3.テンプレートを決める
4.インプットとアウトプットの作業を近づける

以下、順番に説明します。


■アウトプットの量を少なくする

とあるフォトブック業者の方に聞いたのですが、フォトブックを作る人の制作冊数として最も多いのが1年に1回というスパン。これに、運動会や夏の旅行といったビッグイベントが時々加わって“増刷”されるそうです。
こうして作られるフォトブックのページ数は64から128ページあることを思うと、毎月1回両親に送るのはそもそもしんどそうなので、ページ数をフォトブックの中では最も少ない8ページ(PhotobackのJOURNAL)にすることにしました。

8ページだろ。
ヨユーヨユーと思って始めたフォトブック作り。
実際、始めて数か月は「ページ数がもうちょっとあってもいいな」と思いましたが、徐々に写真を選んだり、その月のエピソードを探したり書いたりする手間が億劫になり、これまで毎月末には作っていたのが、徐々に月が半月も空いてから作るようになってしまいました。

フォトブック作りにおける作業を私は以下の順番で作っています。

1.写真を制作ソフトにアップする
2.全体の構成を考える(ページ構成)
3.使用する写真を選ぶ
4.エピソードを思い出す
5.写真のページレイアウトを考える
6.エピソードを書く

まず、写真を制作ソフトにアップすると同時に、「今月はこんな事があったから、こういう順番で作ろうかなぁ」と全体の構成を考えていきます。
この作業で、特に印象的な「初めて動物園に行った!」といったビッグイベントがあれば、それを冒頭のページに持ってくることで、それ以降の構成を考えるのが楽になるのですが、ビッグと言えるほどの出来事がなかったり、写真が多かったり逆に少なすぎたり、はたまた写真とひもづいているはずのエピソードを忘れてしまっていたりすると、構成を考えることがずいぶん億劫になります。

特にしんどいがエピソードを書く作業です。

その写真を撮った場所はどこだったとか、その写真を撮った前後の行動などは書けるけど、写真を撮った時に感じた瑞々しい感動のようなものがなかなか出てきません。

後から書くというのはなかなかにツライものがあります。


■テーマ、構成を決める

この「構成を考えること」と「エピソードを書くこと」の課題のうち、後者は今なお解決できておりませんが、前者についてはその月々でどんなエピソードがあろうと、以下のように構成を決めきってしまう事にしました。

*表紙:何かを食べてる写真(両親が娘の食べているシーンを殊のほか気に入っているため)
*P2~3:娘の成長や私が育児上気づいた事、学んだ事、又は面白エピソード
*P4~5:お出かけ(遊園地でも近所の公園でも)
*P6~7:保育園の連絡帳を元にしたエピソード紹介、又はその他のトピック

ここで選んだテーマはエピソードや写真にそれほど事欠くことはありません。
しかし、その量が多すぎた場合は必ず見開き1枚に収めると決めているので、写真を選ぶ=捨てる作業がいくらか楽になります。
また写真やエピソードに事欠いた場合があっても、構成を決めた以上、ネガティブな言い方をすれば写真を選ばざるを得ず、エピソードを書かざるを得ないので、写真量が多い時は選ばなかったイケてないと思った写真でもそれを選ばざるを得ません。

このように情報を捨てやすく=選びやすくことで、作業時間を短くするようにしました。


■テンプレートを決める

Photobackではページのレイアウトも選べるようになっている所を、写真の量や内容を問わず、「このページ=テーマはこのレイアウト!」と決めきってしまうと、更に楽になります。


ただ、毎回レイアウトが完全に同じだと、両親に飽きられるというか申し訳ないので、若干の変化はつけています。


■インプットとアウトプットの作業を近づける

以下は、こんな機能やサービスがあったらいいなぁという妄想です。

私は撮影はスマホでしかせず、また娘しか撮影しないため、写真を撮影する度にフォトブックの管理画面にアップロードされれば良いと思います。
で、できれば「Impala」(インパラ)のように撮影したデータ内容に合わせて「屋外」「屋内」「友達」「女」「男」「食べ物」「猫」「車」「子供」「ビーチ」のよに自動的に分類してくれるアプリがあるので、上述の私がフォトブックの構成で定めた「食べているシーン」「お出かけシーン」のようにタグづけて振り分け、ページ上に勝手にレイアウトしてくれたら楽になるだろうなぁと思う次第であります。

今は月刊形式でやっているので、10月第1週にいい感じのお出かけ写真&エピソードをアップしたとしても、第4週にさらにいいお出かけ写真&エピソードが出るかも知れないので、最後は必ずまとめ(編集)作業が必要になるのですけど、月末に「えいや!」と気合を入れて数時間もPCの前で作業する時間と労力を少しでも減らしたいのですよねぇ。。

実際、体力がなくなってきて眠くなると、「まぁこれでいいや」と写真選びもテキスト作成も手を抜いちゃって、後で後悔するので。。


最後にPhotobackの運営企業であるコンテンツワークスさんへお願いがあります。

私は毎回両親と叔母にフォトブックを送っているのですが、注文作業を1か所ずつ行わなければならず、フォトブック作りで疲弊した体で同じ作業を2度行うのは苦痛でしょうがないため、1回の注文で2か所以上の住所に送付できるよう、申込フローを改善してください。
よろしくお願い致します!



※よろしければ、こちらの記事もご覧ください:
『時間がないけどフォトブックを作りたい人へのお勧めサービス。』
『パパママ、どうしてプリントしないの?』

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