技術書典振り返り:設営、頒布篇

技術書典執筆篇(『初めての技術書典出展までの2ヶ月半 ~「書きたいのに書けない」から始める同人誌づくり記』)に続き、ブースの設営と頒布についても記録しておこうと思います。

技術書典は全員同じ条件ですね。長机一台とパイプ椅子二却、決済用のQRコードをプリントしてくださっている「お品書き」がついてきます。お品書きを用意してくださっているのが、そもそも神です。

さらに初出展者にはテーブルクロスなどが入った「完全手ぶらセット」を無料提供してくださり、本当にありがたいです。
https://techbookfest.zendesk.com/hc/ja/articles/31287768689421-


これらのスターターキットに加え、自分で用意したポップスタンドやポスターなどを用い、以下のようにブースを設えました。


頒布した書籍は1種類のみで100冊。
書名が『プロジェクトのための「問いかけの技術」』だったので、クレイトン・クリステンセン教授の格言「イノベ―ションの失敗はたいてい、重要な質問をしなかったことがそもそもの原因であり、答えが不正確だったことではない。」をプリントしたものをポップスタンドで掲示。少なくとも2名、店頭にきてくださった方が「そりゃそうだ」と口にしていました。


店頭正面には「プロジェクトの病態関連図」をA1サイズで出力して貼り出しました。


これはプロジェクトが失敗する種々の要因のつながりを可視化したものですが、これも足を止めてくださる効果を期待しての仕掛けでした。

見本誌用のブックスタンドを2台。あとは下図のチラシを両面刷りで用意しました。

この病態関連図は期待した通り、多くの方が足を止めてくださったのですが、遠くから見ても字が小さいので見づらかろうと思い、「お手元でも見ていただけます!」と、上のチラシを手渡していました。



そうすると、そのまま見本誌を手に取ってくださって、その後お買い上げいただくことが何度もあり、「ポスターを見る」→「チラシを手に取る」→「見本誌を見る」→「購入する」という、購入までのパターンが意図せずできあがったのです。

結果的に100部は完売。ご購入いただいた皆様、誠にありがとうございます。

運営の皆様にも心より感謝いたします。

このブログの人気の投稿

子どもがよろこぶ「おはなし」の作り方

子どもの月齢に合わせた『離乳食 初めての旬カレンダー』

【著者解説動画有】『プ譜』とは何か?概要とテンプレートを紹介します。