『華道で体験する、プロジェクトの進め方の要諦~第6回プロジェクト工学勉強会』のお知らせ

「失敗したらもう一度最初からやり直し」は、きかないプロジェクトにおいて、取り巻く状況や相対する環境が刻々と変化する中、いかにプロジェクトを前へ進めていくか。

そのヒントが華道にある気がして、石草流(せきそうりゅう) いけ花 家元後継の奥平清祥さんにお会いし、「華道とプロジェクトの共通点」についてお話を伺ったのが2018年4月。
『華道から学ぶ、プロジェクトの進め方の要諦』

この時のお話の中で、華道は鎌倉、室町、安土桃山(戦国時代)期にかけて、武将が自らの精神修養、鍛錬、モノゴトのまとめ方のスキルを身につけるために行っていたことを教えて頂きました。
そして、この体験をアナロジーにして、戦争における人のまとめ方、軍の動かし方などを仮想体験していたという話を聞き、現代のプロジェクトマネージャーも、この体験をしてみるといいんじゃないかと考えてから4ヶ月。

ついにこの勉強会を開催する時が来ました。

2018年8月9日(木)19:00~21:00
場所は、溜池山王のアークヒルズ、ドコモ・イノベーションビレッジで行います。

●華道で体験する、プロジェクトの進め方の要諦~第6回プロジェクト工学勉強会


ゲスト講師はもちろん、奥平さんです。


勉強会では、奥平さんに「華道のなりたちと現代のビジネスの接続点」について講演頂き、その後、実際に花をたてていきます。

今回の勉強会参加者は、プロジェクトマネージャーやリーダー職にある人を対象としており、花をたてる体験からプロジェクトの要諦を学ぶことを目的にしている性質上、ただ花を立てておしまい、という内容ではありません。

花を立てるだけではなく、「なぜ」、「どういう判断基準で」、そのように立てたのかという意思決定のプロセスを、拙著『予定通り進まないプロジェクトの進め方』で提唱する『プ譜』を使って記述していきます。

 

この体験を通じて、ある環境・条件のもとで行われる意思決定を振り返ることができるようにし、参加者同士で共有することで、プロジェクトにおける意思決定についての、より豊かな気付きを得ることを狙いにしています。

以前、「議事録」をプ譜にしたワークを行いました

たてた花の材料はお持ち帰り頂けますので、夏休み前の精神修養及び日本文化体験として、戦国時代の武将になりきって、花をたててみませんか?
みなさんのご来場をお待ちしております!
(応募は下記URLから)

http://www.nttdocomo-v.com/div/event/1297/

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