あたらしいコトバをおぼえたみたい~子どものメタ認知はどうやって育まれるのか?
アーネが4歳の頃だったでしょうか。何かの会話の途中に、
「ねぇ、パパ。アーネ、あたらしいコトバをおぼえたみたい」
と突然言い出しました。
子どもの言語習得方法に関する研究は様々あるようですが、
「自分は以前はこの言葉を知らず、今初めてこの言葉を覚えた」
というメタ記憶・メタ認知を、子どもはいったいいつ頃から持つのでしょうか?
自分自身の記憶や認識状態をモニターして、足りないところやまだなかったモノゴトを意識できていれば、それはメタ認知といえますが、アーネが単に知らなかった言葉が会話の中で出てきたので、「あたらしいコトバをおぼえたみたい」と言ったのか。何か自分の脳みそにインデックスされた感じがしてそう言ったのか。
アーネがどんな言葉を覚えたのかを忘れてしまったため、その言葉がアーネにとってどのくらい大事なものだったのかわかりませんが、幼児に単語のリストを覚えさせる際、「買物ごっこ」の状況を与えて、買物のリストだとすると、特別な教示をしなくとも、覚えるためのさまざまなメタ記憶のスキルを活用するそうです。
子どもにとっては、自分にとって重要なモノゴトほど、記憶しやすい傾向がありますが、メタ記憶・メタ認知は大人であっても自分の置かれた立場や、プロジェクトの状況などを把握する上で重要であると考えており、どうにかその秘密を理解したいと考えております。
以上、親バカが最前線からお伝えしました。
※最近、「おぼえる」、「できる」、「わかる」の違いや関係について考えており、(『わかるの素、できるの型』、『おぼえる、できる、わかる』)アーネのこうした言動には考えさせられるものがあります。