2016/01/06

『えほんしんぶん』が完成したよ。

2015年9月に当時3歳だった娘が何気なく放った「えほんしんぶん」という言葉が妙に心に残って。

親バカ全開で色々考えてつくりきったよ、「えほんしんぶん」。


えほんしんぶんを作るにあたって考え込んだのは「3歳児(当時)にとってニュースとは何か?」ということです。



ニュースにはストレートニュース、調査報道などがありますが、いずれにせよそのニュースに触れて、「なんでこんなことが起きるんだろう?」「もっと知りたい」「やってみたい」というふうに、疑問や好奇心を持つこという意義があると思います。

疑問を持つこと。問いを立てられるようになることは、子どもの成長に最も必要な能力の一つですが、疑問を持つタネは何もセンセーショナルなニュースである必要はなくて、日常の体験の中に目立たずころがっていると考えます。

そうした体験をえほんしんぶんの見開きに据えてみました。


当時、娘は近所の銭湯に私と行くのが大好きでした。
行きつけの銭湯が2か所あり、娘は銭湯でお湯の色が違うこと。風呂上がりのジュースの種類が違うこと。靴箱の鍵が木製といわゆる一般的な鍵とで違うことを発見したのが楽しかったようで、妻にそれを得意げに“教えてあげる”のが印象的でした。

また、銭湯に入ったら先に洗面器と椅子を用意するという手順を学び、私に先んじてシャワー台の前にいそいそと運ぶようになりました。

「なんで、うちのお風呂は銭湯よりも小さいの?」

「なんで、うちのお風呂は銭湯みたいに色がついてないの?」

3歳は「なんでなんで」期ですが、この時期は特に銭湯関連の「なんで」が多く、そこから娘がまなんだことも多かった(であろう)ため、見開きをまるまる銭湯の話に使いました。


残る一面には当時のビッグニュースを。
今まで公園に行っても私としか遊ばなかった娘が、初めて1つ年上のまみちゃんと遊んだこと。

四面は完全に私の趣味で、「言いまつがい」と子どもの見立てて「ナチュラルボーンエディター」と称し、記録しておきました。


んで、えほんしんぶんを作ってどんなことが起きたか?

A3サイズでつくった新聞を机に広げ、父娘二人で「あんなことあったね」「こんなことしたね」と当時を追体験したり、新聞に書いてあることを娘が祖母に教えてあげたり。
「これまみちゃん?」と一度しか遊んだことのないおともだちを思い出して喜び、「また、まみちゃんと遊びたいなぁ」と懐かしがったり。
「今度は新しい銭湯に行ってみたいね」と話したり。

娘との生活は私に多くのことを気づかせ、学ばせてくれます。
その気づきや学びは私一人のためであれば日記やブログに書いて終わりですが、えほんしんぶんになったことで、娘と一緒に振り返ることができたのは、嬉しく、有意義なことでした。

今回は娘の「えほんしんぶん」という一言がきっかけでイラストメインの絵本のような新聞にしましたが、同じことはスマホの中の写真を親子で見ても起こるのだと思います。
でも、紙で親子で広げて見るというのが、理路整然と説明できないけれど楽しいものです。
(ちなみに白黒でプリントしてあるので、ぬり絵にも使えるんでございます)


写真とはちょっと違う思い出の残し方。振り返り方として、みなさんのご自宅でも「えほんしんぶん」いかがでしょうか?