イヤイヤ期から逃げずに向き合う10の方法

毎日娘のイヤ!ヤダ!ダメ!に泣かされています。
お子様がイヤイヤ期真っ最中のみなさん、お疲れ様です。

これまでイヤイヤ期に泣かされている様子を何度かこのブログでも書いてきましたが、
本稿ではこのイヤイヤ期と向き合う方法について、私が実践して効果のあったものをまとめてみました。
(乗り切る方法というのはちょっとネガティブな感じがしたので、“向き合う”にしてみました)

対処法は子供の個性、それを行う大人のキャラクターによって効果があったりなかったりするでしょうから、ご参考程度にご覧頂ければ幸いです。

ではでは早速10のTipsをご覧ください。




  1. 選択肢を与える
  2. 突拍子のない動きをする
  3. 同意する
  4. 了解を得る
  5. 次のタスクを提示する
  6. ぬいぐるみを使う
  7. 言い方を変える
  8. じゃあ何する?と聞く
  9. 一緒にしよう、と誘う
  10. 表現手段がないことを思い出す
    (※No.11以降はその後加筆)
  11. 「イヤ!」「ヤダ!」は返事の一つと思う
  12. ミュージカル風に言ってみる
  13. お店やさんごっこに切り替える(※NEW!)


1.選択肢を与える
------------------------------------------------------
[イヤイヤ例]
食事時にエプロンをしたくない!

[対応例]
「青のエプロン、赤のエプロンどっちにする?」と選択肢を与える。
------------------------------------------------------

選択肢を与えることによって、
「これはイヤだけど、こっちならイイ」と言わせる効果が期待できます。

食事時に野菜を食べず、「ブロッコリー食べない!」という時でも、
「じゃあ、ブロッコリーとホウレンソウどっちにする?」という選択肢を与えたり、
歯磨きを嫌がる場合でも、
「ア~ンからする?イ~からする?」という具合にする事で、どちらかを選ぶ確率が高いです。

・・・「どっちもイヤ!」となったら?

3つ目の選択肢を提示するか、別の方法をお試しください!



2.突拍子のない動きをする
------------------------------------------------------
いきなり最終手段のような事を書きますが、これはかなり効果を発揮します。
「イヤ!」と言われたら、
「ガーン!!」と大げさにのけ反って見せるとか、「えぇ~ん!」と床に突っ伏して泣くとか、
子供の「イヤ!」な気分を一発で変えることで、「イヤ」だった事を忘れさせる事が期待できます。
実際、わが家では「ガーン!!」が効果的で、ガーンをやった後にもう一度イヤと行った事をさせようとすると、コロッと忘れる事がありました。
ただ、あまりウケすぎると、
「もっかい、ガーンやって☆」とエンドレス状態になり、本来やらせたかった用事を済ませられなくなるので、多用にはご注意ください。




3.同意する(同調する)
------------------------------------------------------
[イヤイヤ例]
登園前、保育園に行きたくない!

[対応例]
「そっか~、行きたくないのかぁ」と同意する。
------------------------------------------------------
子供のイヤイヤに対して、大人が「ダメ」となると、ますますイヤイヤに拍車がかかります。
そんな時は一度子供のイヤイヤに同意(肯定)してみました。

この対処法は娘が一時期登園を嫌がり、送っていった私から離れたがらず、保育士さんに抱っこされた後も泣き続けていた時、保育士さんが、
「そっか~、パパと離れたくないんだねぇ~」と言うと、娘が泣きながら「うん(泣)」とうなずき、
その後保育士さんが「じゃあ、パパに夕方迎えに来てねってバイバイしようか」と娘を指そうと、
娘が「うん(泣)」とバイバイしてくれた事にヒントを得たものです。

イヤイヤ例の「保育園に行きたくない」に対して、一度そのイヤイヤに同意した後、
履いていく靴や上着を見せたり、自転車か徒歩等登園の選択肢を与えたりすると、
「これにする」等と言って、行く気になってくれました。




4.了解を得る
------------------------------------------------------
[イヤイヤ例]
夕食時、娘の机におかずの入った皿を置こうとすると「ダメ!」と言う

[対応例]
「ここに置いていい?」と聞く。
------------------------------------------------------
2歳になったばかりの頃から、自分の気に入らない場所やタイミングで出されると、よく「ダメ!」と言うようになりました。
ここに置いていい?と聞く事で、「いいよ」と言うこともあれば、
自分の思う位置でなければ、「こっちに置いて」と私に指示します。

まぁ、あまりへりくだるのもいかがなものかと思いますが。。

©『バンビ~ノ!』せきやてつじ 小学館



5.次のタスクを提示する
------------------------------------------------------
[イヤイヤ例]
登園前の準備で歯を磨きたくない!

[対応例]
「じゃあ、先に顔を洗おうか?」と次のタスクを提示する。
------------------------------------------------------
登園前は朝食準備から着替え、検温、歯磨き、顔洗いとやる事が目白押し。
個別のタスクを嫌がってイライラしてしまうより、残っているタスクをこなした方が効率的です。
歯磨きをイヤがったら、「顔洗い」や「検温」等の次に行おうとしていた(=残っている)タスクを提示してみると良いです。

・・・最後のタスクが歯磨きだった?

一日くらい磨かなくても大丈夫です!



6.ぬいぐるみを使う
------------------------------------------------------
[イヤイヤ例]
朝食のトーストを食べたくない!

[対応例]
ぬいぐるみを使って「プーさん食べたいな~」と寸劇を行う。
------------------------------------------------------
ぬいぐるみを持って「先に食べちゃうぞー!」とやると、
「だめ~☆」と言って自分から食べてくれました。
これをやる時のポイントは、特にパパは自分を捨てきってぬいぐるみになりきる事です。

ちなみに、わが家の娘は段々知恵がついてきたのか自己主張が強くなったのか、
本当に食べたくない時は、
「いいよ」と返されてしますので、多用は禁物かと。。

食べたくないってよ



7.言い方を変える
------------------------------------------------------
[イヤイヤ例]
歯磨き「イー」したくない!

[対応例]
「イー」を「ニコニコイー」とか「イイイのイ~」等と言い換える
------------------------------------------------------
この他にも、「パジャマを脱ぎたくない」場合は、
「すっぽんぽんになる?」とか「洋服と取り換えっこする?」など、
言い方を変える事でリセットがかかるらしく、効果がある事があります。




8.じゃあ何する?と聞く
------------------------------------------------------
No3の「同意する」の発展系と言って良いと思いますが、
子供のイヤイヤを認めた上で、何であれば「イヤイヤ」ではなく、
「したい」のかを子供に聞いてみます。
No5で次のタスクを提示しますが、ここではタスクは提示しないという意味で、
より子供の裁量が大きい対応になります。
子供が「〇〇〇したい」と言ったらしめたもの。
それをやった後に、本来やらせたかったタスクを再度提示してみると、
あっけなく先ほどまでのイヤイヤを忘れている事が多いです。

・・・「じゃあ何する?」と聞いても「イヤ!」と言う?

他の方法をお試しください!

バスケならしたいです・・・



9.一緒にしよう、と誘う
------------------------------------------------------
パジャマを着替えるのがイヤなら、自分(親)と一緒にする。
歯磨きをするのがイヤなら、自分(親)と一緒にする。
これは結構効果的です。
デメリットは私の場合登園までが私の当番のため、
着替えや身だしなみ類に対する娘のイヤイヤに対処するには、
娘より早く起床していでも、いつまでもパジャマ姿で、食事も歯磨きもできなくなる点です。。
時間の余裕のある時にお試し下さい。





10.表現手段がないことを思い出す
------------------------------------------------------
最後は心構えになりますが、箸が転がってもイヤというお年頃。
そもそも、1~2歳児は自分がなぜイヤなのかわからなかったり、わかっていたとしても言葉でそれを伝えることができません。
結果、イヤイヤに対して大人が「ダメ!」等と強情をはって許さないでいると子供は泣くか喚くかしかなくなります。
自分が伝えたいことを伝えられないもどかしさ、苦しさを思い起こして、イヤイヤにつきあってみて下さい(まぁ、私も全然できていないのですけど。。)


No10の心構えを胸に抱き、1の方法がダメなら、次は3を出し、それが駄目なら6を出す、
といった感じで、状況に合わせて繰り出していくと、何とかなります。



この他にも良い方法があれば、コメント欄やメール等でぜひ教えて下さいませ!


***皆さんから教えて頂いた方法を追記しています***


11.「イヤ!」「ヤダ!」は返事の一つと思う
------------------------------------------------------
この対処法は知人の雑貨PHOTO(フォトクラフト)クリエイター/クラフト作家の石川美和さんに教えて頂いたものです。
空気を吸って吐くように「イヤ」「ヤダ」を言う時期ですから、
「ハイ」「うん」等の返事の一つと思えば、気持ちも楽になりそうですね!



12.ミュージカル風に言ってみる
------------------------------------------------------
(※2014年10月3日加筆)
『アナと雪の女王』に『生まれてはじめて』という挿入歌があるのですけど、ここがいわゆる台詞と歌が合わさったミュージカル風の楽曲で、娘の琴線にひっかかったのでしょうか、朝ごはんを数口食べただけでもう要らない!という娘に、

「怖がらないで~、一人だけ残して~、帰れない~♪」

の部分を、

「ご飯のこさないで~、一人だけ残して~、保育園に行けな~い~♪」

と言ったところ、

「じゃあ~、食べ~る~♪」

と笑いながら食べました。



これは言葉がわかるようになってきてから有効な方法ですが、面白いほどハマったので、ぜひ皆さんもお試しください。
(※「アナと雪の女王」を見て、お子さんが本作に興味を持たないと有効ではありません)
(※アナ雪以外にも、お子さんが好きなミュージカルがあったら、そちらをお試しください)



13.お店やさんごっこに切り替える
------------------------------------------------------
(※2015年4月13日加筆)

既にイヤイヤ期を脱しているといえばしておりますが、物に対する愛着というか執は強まっております(加筆時、娘は3歳6ヶ月)。
先日、お気に入りのプリキュアパジャマとウサギキャラクターのパジャマを、どうしても2枚重ねて着るのだと言い張って聞きませんでした。
下着も着ているので、重ねたらパンパンになってしまうのですが、まぁ娘はそんなことわからないので、意地になって泣き出したのですけど。
最近、お店屋さんごっこがブームになっていて、おもちゃお金と財布を渡して木の野菜を買うままごとをしており、それを活用する形で、

「いらっしゃいませー。こちらのお洋服は袋にお入れしましょうか?はい。さんびゃくえんです。」

等と話を向けてパジャマを洋服屋さんばりにちゃんと畳み、そばにあった袋に入れて娘に渡すと、

「ありがとございますぅー!」

と瞬時に泣き顔が笑顔に切り換わり、結局パジャマ一枚で寝てくれました。
この場合のコツは、なりきる瞬間に自分をすてきらないと、子供がそれにひっかかってくれないのでイヤイヤするのではなく、変身する気持ちでやりきって下さい。

お疲れ様です!!





イヤイヤ期関連の記事はコチラもどうぞ:
『白鵬関から学ぶ、「イヤイヤ期&自分で期」への対処法』
『イヤイヤ期には「ごっこ遊び」を。』

このブログの人気の投稿

子どもがよろこぶ「おはなし」の作り方

子どもの月齢に合わせた『離乳食 初めての旬カレンダー』

【著者解説動画有】『プ譜』とは何か?概要とテンプレートを紹介します。