赤ちゃん連れのための“スケジューリングツール”が欲しいわ

三重の実家の両親(+ラブラドール)が神奈川に用事でやって来ることになり、
約一年ぶりに孫の顔を見せるべく、箱根で一泊温泉計画を立てました。
両親とは久しぶりの再会なので、できるだけ長く娘と過ごして欲しいという気持ちと、
保育園に慣れ始めた娘に、できるだけ保育園を休ませず、
尚且つ、普段の娘の生活リズムを崩したくないという気持ちが相まり、
スケジューリングがたいへん面倒になりました。
この時体験した乳幼児、赤ちゃんを伴うお出かけ計画の立て方についての考え方と解決方法をまとめてみました。


■絶対に崩したくないリズムが、そこにはある

まず、今回の条件を整理します。

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旅行期日:7月某日の平日

条件
【内的条件】
・できるだけ両親が娘と一緒にいる時間を多く取りたい。
・娘の生活のリズムをできるだけ崩さない。
・まだ保育園に慣れていないので、休む日数、時間数を増やしたくない。
・娘が食べられる食事を確保する。(外食をできるだけ避ける)
【外的条件】
・ホテルのチェックアウトは10:00
・両親は帰宅に車で6時間かかるので、太陽の出ている内に帰宅できるようにしたい。

この内、明確に時間が決まっているものを抽出します。

1.娘の生活リズム
 A.昼食 12:00頃~min30分
 B.昼寝 13:00頃~min1時間
 C.夕食 18:00頃~min30分
 D.就寝 20:30~21:00の間
2.両親の帰宅までの所要時間(6時間)と帰宅時間(太陽の出ている時間帯)
3.現地から自宅(杉並区)までの所要時間(約2時間)
4.ホテルのチェックアウトは10:00(12:00のオプションも有)

こうして、今回の条件に基づいたプランをいくつか考えてみたのですが、
頭の中で考えたても上手く整理できないので、以下のように紙に書いてみました。



こうして作ったスケジュールが以下の3パターンです:

①保育園に出て、昼寝して出発
メリット:最もリズムを崩さない
デメリット:時間最短

②保育園を休む
メリット:時間最長
デメリット:保育園を休むことになる(リズムを崩す)

③保育園に出て、昼寝せず出発
メリット;①と②の折衷案
デメリット:移動中に寝てくれるか心配。


■時間計算面倒くさいな!

3パターン作ったことで、時間やメリデメを比較することができ、
今回は最も一緒にいられる時間の長いパターン③でいこうかと考えたのですが、
次にやらねばいけないのが、私たちの行き帰りの電車の経路&時間探索です。

上手のようにざっくり作ってはみたものの、
できる限り、両親の用事が終わる時間に落ち合ったり、
電車の待ち時間を減らしたりしたい訳です。

それにしても、汚い字だ。。。

こうして立てた今回の旅行計画のスケジュールですが、
それ以外にも、チェックアウト後の時間つぶしはどこでするのか、
ランチはどこで取るのか?
そこは乳幼児も食べられるメニューがあるのか?犬もOKなのか?等と、
勘案せねばならない事が多く、危うく夫婦喧嘩に発展しそうになりました。

日頃から妻と綱渡りのようにスリリングなコミュニケーションを取っている私にとって、いさかいの種は可能な限り除去していきたいのです・・・!

<参考>
夫婦のパートナーシップとコミュニケーション
「スラムダンク」で振り返る、朝の登園生活

こういった手間のかかるものこそ、システムで簡便に解決すべきではないでしょうか?


■夫婦喧嘩は、システムで防げる☆

で、どいういったツールがあれば、夫婦喧嘩にならず、鼻歌交じりでこうしたスケジューリングを行えるかを考えてみました。
改めて今回の条件を再度ざっくりまとめます。

「娘の生活リズムをできるだけ崩さず、
両親が娘と一緒に居られる時間をできるだけ長く、
日のある内に両親が帰宅できるようにするには、
何時に自宅を出発して、何時に現地を離れれば良いか?」

こうした条件に基づいたスケジューリングを行なう上で、
キモとなるのは「絶対に動かせない時間(=行動)」です。

この絶対に動かせない時間群を、モジュールとして捉えることで、
スケジューリングが行いやすくなると思います。

イメージとしてはこんな感じ↓



【手順1】
 予め「自宅から集合地までの所要時間」というモジュールに2時間という所要時間を登録しておく。

【手順2】
 同じようにその他の条件も一つ一つのモジュールとしてスケジュール表に放り込んでいく。

【手順3】
モジュールを全て放り込むと、スケジュール案が表示される。

【手順4】
スケジュールに合わせて、必要な経路探索及び乗車時刻が自動的に表示される。


―という順序でスケジュールを作ってくれれば、大変便利になるはずです。

こうしたツールはGoogleカレンダーをアレンジすることで実現できそうなので、
何かと気をもみ、考え事が多くて煩わしい子連れ家庭のための、
簡単なスケジューリングツール作りにチャレンジしてみたいと思います。

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