共働きの育児中夫婦に必要なコミュニケーションツールとは?

先週から妻が仕事復帰し、シフトの関係で朝は私と娘の二人生活になり、
朝食の準備から登園までのテンヤワンヤをこれまで以下のブログにまとめてきました。

『イクメンにはストリートビューが必要だ』
『「スラムダンク」で振り返る、朝の登園生活』

で、このテンヤワンヤ生活の中で、もう一つだけブログに残しておきたいネタがあったので、エントリしておくことにします。


■妻と交わした約束。それは朝食メニューを教えること

最近、娘の食事には作り置きしてあるポタージュかみそ汁を使うこようにしているのですが、妻が職場復帰し、私が娘の朝食当番になるにあたり、朝夕でメニューがかぶらないで済むよう、どちらを使ったかを教えてほしいと妻に頼まれました。


※写真はイメージです


「お安い御用」と安請け合いしましたが、お腹がへって、

「モグモグモグモグモグ~!」
「マンマーマンマー!」

と叫ぶ娘をあやしつつ、食事を作って、検温して、歯を磨き、自分の身支度もし、という事をしていると、どっちのメニューを食べたかという連絡を、朝の時間帯に行うことができませんでした。
(本当にやってるヒマがない!!)

お昼休憩の時間帯にリマインダーを仕込むなどすればいいのでしょうが、やろうと思ってやれないのが人の性か、何かのタイミングで思い出し、慌ててメールをしている状況です。

メールで送る内容はメニューだけではありません。
ついつい気が付く私は、買い足しが必要な食材情報を送ったり、ご飯の予約をしたこと等も伝えたています。
こうした情報は夫婦間で共有しておくにこしたことはないと思いますが、わざわざリマインダーを仕込んでまですることか、という気持ちが拭えません。



■行ったタスクを一発で伝えられるツールが欲しいぞ。

できれば、朝ごはんの支度をしている時に、スープの内容を伝えたり、出かける時に、掃除をしたとかご飯を炊いたとかいう連絡ができれば良いのです。

例えば、冷蔵庫や玄関のドアあたりにタブレット等の端末があって、そこに今日の献立や準備した物事を少ないタップ数で入力し、妻に送れるというのが理想です。

こうした情報を少ないタップ数で送れると良い。


既存サービスで代替できるものはないかと考えた時、まず思いつくのはLINEです。

「今日のスープはポタージュだよ」

「お米炊いておいたよ」

という夫婦スタンプを送り合う感じでしょうか。



でも、コミュニケーションを簡単に取り合えるようにする、“メッセージング”ツールに、こうした事務連絡的な機能はそぐわない気がします。スタンプの絵柄によるかもしれませんが、「ご飯炊いたよ」スタンプだけだと、なんか寂しくないでしょうか?「もうちょっと一言ないのかよ?」と気分を害してしまいそうです。

以前LINEをインストールしたことがあるのですけど、連絡通知がブーブーうるさかったり、知らない人から友達登録されたり、たいへん煩わしかったため、今はアンインストールしています。

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※余談ですが、LINEで夫婦仲が良くなったとか、夫婦のコミュニケーションが増えたという記事がありましね。

LINEで「夫婦仲が良くなった」--約4割が“会話”増える - CNET Japan
私はLINEで夫婦の会話を取り戻しました
LINEが便利すぎて、夫婦間電話が57.2%減、メール100%減した経緯
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伝えたいのは「こなしたタスク」なのです。


特定のタスクに特化したツールとして、「スイートホーム」 と 「Family」というアプリがあります。

「スイートホーム」は、毎日の「帰るメール」を自動送信できるアプリ。
位置情報に合わせてアプリを起動することなく、操作なしでメールを自動で送ることができます。


これは、本当は今新宿なのに、「これから赤坂見附出ます」とメールを送って、ういた時間でちょいと寄り道をするという作戦が使えなくなるので、私は絶対に使わないアプリですが、考えている方向性には共感しています。


「Family」は晩御飯の予定を家族間で知らせるアプリ。



こうした超目的特化型のアプリは便利そうなのですが、自動化することで裏ワザが使えないとか(お前だけだというツッコミは無視して、、、)、晩飯の要不要くらいはメールで十分としか思えないので、わざわざアプリを起動する気になりません。


■必要なのは現実的な事務処理ツール?

私がコドモノガタリを作った目的の一つは、「子供の成長の様子を夫婦間で共有することで、夫婦間コミュニケーションを促進する」ことでしたが、娘の保育園入園が決まり、妻が職場復帰して以降、コミュニケーション促進という、なんとなくフワッとしたお題目よりも、もっと現実的なタスク、事務手続きをいかに共有し、こなしていくかといった事が、育児生活においては切迫した課題ではないかと感じています。

こうした課題を適切にこなしていけるツール。
我が家のしなやかな家庭づくりのためにも、一考してプロトタイプを作ってみたいと思います。

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