とうもろこしは最高の知育玩具だった!

ある朝、とうもろこしを食べていたら、娘がくれくれと手を伸ばしてくるので、
手のひらに一粒とってあげたところ、
ぶきっちょな指先の動きで、つまもうとしては落とし、
指と指の間にはさまって、うまく手のひらに乗っけては落とし、
また拾って・・・という行為を、30分くらいずーっと繰り返していました。


大人なら、箸先で豆をうまくつまめず、「イーッ」とするところ。
集中力があまり持続しない私は感心してながめていたところ、
指先を使う遊びが脳に良いということを思い出し、すこし調べてみました。



■“つかむ”と“つまむ”

そもそも赤ちゃんの手は、一般的に10ヶ月くらいになるまでは、「つまむ」ことができないそうです。
その年になるまでは、「つかむ」「にぎる」ことが基本動作になります。
(つかむというより、わしづかみ、ですよねw)

「つまむ」は数本の指先で物をはさみ持つこと。豆、米つぶなど小さなものを持つために使います。
「つかむ」は5本の指を曲げてものを握り持つこと。「つまむ」より、比較的大きい物を持つために使います。

7ヶ月を過ぎたばかりの娘が写真のように、つまんで見えるのは、
指と指の間に偶然挟まるとか、汗ばんだ指にくっつくとかしたためであって、つまめてはいないのです。
(※参考リンク:http://shinjuku-seiga.hoikuen.to/family/05_7_2.html


■脳を育む、指先の動き

このいじらしいばかりの娘の動きにキュンキュンしながら、あらためて人間はサルから進化したのだと感動を禁じ得ません。

親指を使ってつまむという動きは人間にとってとても重要で、この機能のおかげで、人間は道具を使うことができます。
サルは手のひら全体でものを握ることはできても、親指を使ってつまむことはできません。
赤ちゃんが指先でものをつまめるようになったということは、サルから人間に進化したくらいの大きな進歩をとげたことになるのです。

(※参考リンク:http://babyxbaby.com/11month.php

さらに、
昨今評判の脳科学ばあちゃんこと久保田カヨ子先生監修の
『くるくるネジブロックつき0~1才半 脳を育てる遊び方』という本を書店で立ち読みし、
そこに、
「手を使うことは脳を使うこと。握る・つまむ・つつく… 脳細胞を刺激する基本の手使いで、こどもの創造力が高まります」
と書いてあるものですから、即購入しました。


んが、娘は全く興味を示さず、リモコンばっか食ってます。



■とうもろこしが最強の「つまむ」動作を鍛える知育玩具、、、かも?


とまぁ、こういう指先の動きが脳にええんやという話を妻としていましたら、
後日、妻がこんなおもちゃを手作りしていました。



トイレットペーパーのしんを布で巻き、穴を空けたら、穴の左右にプラスチック玉をゴムひもでくくりつけます。


こうすることで、指先でプラスチック玉をつまむ遊びができ、ゴムひもから落ちることなく誤飲防止になります。


ただ、妻の手作りおもちゃは、誤飲の可能性が100%ないとは言い切れないので、
結局、食べても安心なとうもろこしが一番「つまむ」動作を鍛える知育玩具なのかも知れません。
(でも、毎日とうもろこし食わへんしなぁ。。。)



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