「そのままの位置でお待ち下さい」マナーを、子供の「見立て」で解決する

先日、録画していた欧州サッカーのチャンピオンズリーグ決勝を見ていました。
ええ。バルセロナがユベントスに勝利したあの試合です。

その日は妻が休日出勤していて、娘と二人で過ごしていたのですが、平日の仕事疲れから娘が一人ママゴトに興じているのをいいことに、ずっと試合を見ていたのです。

その表彰式のシーンで、バルセロナの選手が準優勝チームとして先に壇上にあがるユベントスの選手を両脇に整列して拍手で送るシーンがありました。




それをのぞき見た「なんでなんで期」の娘が

「なんで拍手してるの?」

と聞いてくるのを、「はいはい、あのねぇ…」と答えながら、ここが潮時かと見るのをやめ、娘の遊び相手になりました。



その翌週のこと。

娘といっしょに出かけ、丸ノ内線新宿駅ホームで電車が到着し、並んでいた人々と一緒に私たちもホームドア脇に分かれて並んだ時、娘が先日のバルセロナの選手よろしく拍手をし始めたのです。



メトロに乗っているといつも不思議に思うんですが、通勤時間はそのままの位置でお待ちになっているのに、それ以降はたいていホームドアの両脇に移動して並んでいませんか?

あれが時々後列の人や降りる人やを惑わせている気がするのですけど、どうせ両脇に並ぶのであれば、降車する人々に拍手を贈ってみてはいかがでしょうか。

かつて、ニューヨークの男性が地下鉄のエスカレーターで上って来る人と延々ハイタッチをするという動画がにぎわっていました。
日本でも東京と大阪で劇団だったか学生だったが同じようなことをしていたそうですが、拍手の方が手を合わせるよりも抵抗感が少ない気がせぬでもない。
(あんま変わらんか。。)



という訳で東京メトロさん、「そのままの位置でお待ちください」の啓蒙キャンペーン施策としてご検討下さいませ。
(というか、そのままの位置で待ってないからアカンな。。)

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