カツオが丸ごと一匹送られて来た時に使いたいおすそ分けサービス。
夏になると、毎年三重県の実家からカツオが丸ごと二~三匹送られてきます。
これまでは、刺身にし、カツオ茶漬けにし、タタキにし、塩焼きにし、揚げ物にしと、必死になって食べてきましたが、一時期に集中してカツオを食べるのがしんどくなってきたので、今年は数を減らしてほしいと電話で頼みました。
そんな大量のカツオ、近所におすそ分けすればいいじゃないと思われる方がいらっしゃるでしょう。
でもそれは、隣の人は何する人ぞで、同じアパートでも顔を合わせれば挨拶はしますがそれ以上のお付き合いはないのですね。
お互いの家を行き来するような関係はないし、それを望んでもいない。
よしんば少し勇気を出して、「これさばいたんです」と持っていったとして、刺身が苦手だったり、他人が作ったものは受け付けられないという人もいる訳で。。
(※参考:『勘弁して…ご近所さんのおかずのおすそわけを止めたい』)
よく行く飲み屋でもあれば、常連顔をふかして、「大将、これさばいてみんなに出してあげて」なんて持っていくところですが、そんなもんは店の迷惑。
私は杉並区での活動が長かったので、一時期はその活動を通じて知己を得た方々に電話をしてカツオをおすそ分けしてきましたが、そうした活動から疎遠になると電話もかけにくいものです。
それに、電話して断られたらなんかさびしいし。。。
という訳で、断られてもさびしくない一手として、去年はFacebookに投稿したのです。
でも、その日のうちに取りに来てくれる人なんていなかった。
「いいね!」もつなかった。
私のエッジランクなんてそんなもんだよ、ハハ。。
と、結局さびしくなって、こうした悩みを解決してくれるWebサービス、コミュニティの事例を調べてみたのです。
すると、あるんだなこれが。
・Web系
『オランダで人気の “ご近所おすそわけSNS ” Thuisafgehaald を試してみた』
『ニューヨークに会員制“手料理のおすそ分けデリバリーサービス”が登場』
『食べ残しをおすそわけできるコミュニティサイト「Casserole」
一時期ソーシャルランチというタイムマシンサービスが日本にもありましたが、その後聞かなくなったことを思うと、日本人には一足とびに「Webで」というスタイルは早かろうと思い、検索を進めてみると、こんな活動がありました。
・コミュニティ系
『学園坂タウンキッチン(地域主婦のおすそわけサービス)』
『阿佐谷もちより食堂』
タウンキッチンは純粋なおすそ分けではなく、「地域がつながる“おすそわけ”」をコンセプトにした、地元の主婦(50代、60代が中心)がシェフとなって、家庭料理を提供するビジネスです。
一方、より「おすそわけ」の語意に近い活動が、私が暮らす杉並区阿佐ヶ谷の「阿佐ヶ谷もちより食堂」です。
これは、まちと関わりながら暮らす人のための不動産屋さんとして、物件のある街を巡るツアーを実施する等ユニークな不動産会社N9.5の齊藤志野歩さんが2013年に起こしたプロジェクト。
商店街で買った食べ物をもちよって食べる食堂で、地域の人と一緒にご飯をたべることで、あらたな地域とのつながりが生まれる場所をめざしたそうです。
8年ほど前、杉並区内の今はもうない商店会の活動の一環として、こうしたおすそ分けした食事を近隣の住民が一緒に食べられるスペースを提案して、そんな活動はあり得ないと商店主の方に断られたころと比べ隔世の感がありますが、そんな時代だったとしても齊藤さんはその意思を貫き通されたことでありましょう。
この活動のステキさを知り、ここならカツオを持って行けるかも知れないと思い、先の電話を撤回し、いつも通りカツオを送って下さいと電話をしたところ、
「もう食べられへんって言うもんで、埼玉(妻の実家)へ送っといたで。」
と無情の返事が。
たまたま妻が取れた休みに娘を連れて妻の実家に行くことを伝えてあったので、わが家には送らず、妻の実家に送ったそうです。
という訳で、私のもちより食堂デビューは来夏に持ち越されました。
これまでは、刺身にし、カツオ茶漬けにし、タタキにし、塩焼きにし、揚げ物にしと、必死になって食べてきましたが、一時期に集中してカツオを食べるのがしんどくなってきたので、今年は数を減らしてほしいと電話で頼みました。
そんな大量のカツオ、近所におすそ分けすればいいじゃないと思われる方がいらっしゃるでしょう。
でもそれは、隣の人は何する人ぞで、同じアパートでも顔を合わせれば挨拶はしますがそれ以上のお付き合いはないのですね。
お互いの家を行き来するような関係はないし、それを望んでもいない。
よしんば少し勇気を出して、「これさばいたんです」と持っていったとして、刺身が苦手だったり、他人が作ったものは受け付けられないという人もいる訳で。。
(※参考:『勘弁して…ご近所さんのおかずのおすそわけを止めたい』)
よく行く飲み屋でもあれば、常連顔をふかして、「大将、これさばいてみんなに出してあげて」なんて持っていくところですが、そんなもんは店の迷惑。
私は杉並区での活動が長かったので、一時期はその活動を通じて知己を得た方々に電話をしてカツオをおすそ分けしてきましたが、そうした活動から疎遠になると電話もかけにくいものです。
という訳で、断られてもさびしくない一手として、去年はFacebookに投稿したのです。
でも、その日のうちに取りに来てくれる人なんていなかった。
「いいね!」もつなかった。
私のエッジランクなんてそんなもんだよ、ハハ。。
と、結局さびしくなって、こうした悩みを解決してくれるWebサービス、コミュニティの事例を調べてみたのです。
すると、あるんだなこれが。
・Web系
『オランダで人気の “ご近所おすそわけSNS ” Thuisafgehaald を試してみた』
『ニューヨークに会員制“手料理のおすそ分けデリバリーサービス”が登場』
『食べ残しをおすそわけできるコミュニティサイト「Casserole」
一時期ソーシャルランチというタイムマシンサービスが日本にもありましたが、その後聞かなくなったことを思うと、日本人には一足とびに「Webで」というスタイルは早かろうと思い、検索を進めてみると、こんな活動がありました。
『学園坂タウンキッチン(地域主婦のおすそわけサービス)』
『阿佐谷もちより食堂』
タウンキッチンは純粋なおすそ分けではなく、「地域がつながる“おすそわけ”」をコンセプトにした、地元の主婦(50代、60代が中心)がシェフとなって、家庭料理を提供するビジネスです。
これは、まちと関わりながら暮らす人のための不動産屋さんとして、物件のある街を巡るツアーを実施する等ユニークな不動産会社N9.5の齊藤志野歩さんが2013年に起こしたプロジェクト。
商店街で買った食べ物をもちよって食べる食堂で、地域の人と一緒にご飯をたべることで、あらたな地域とのつながりが生まれる場所をめざしたそうです。
8年ほど前、杉並区内の今はもうない商店会の活動の一環として、こうしたおすそ分けした食事を近隣の住民が一緒に食べられるスペースを提案して、そんな活動はあり得ないと商店主の方に断られたころと比べ隔世の感がありますが、そんな時代だったとしても齊藤さんはその意思を貫き通されたことでありましょう。
この活動のステキさを知り、ここならカツオを持って行けるかも知れないと思い、先の電話を撤回し、いつも通りカツオを送って下さいと電話をしたところ、
「もう食べられへんって言うもんで、埼玉(妻の実家)へ送っといたで。」
と無情の返事が。
たまたま妻が取れた休みに娘を連れて妻の実家に行くことを伝えてあったので、わが家には送らず、妻の実家に送ったそうです。
という訳で、私のもちより食堂デビューは来夏に持ち越されました。