2歳児の接続詞から考える雑談力

最近、娘が接続詞を使うようになってきました。

「〇〇だからぁ、〇〇〇〇しました」とか、

「〇〇したのでぇ、うたいますっ!」とか。

「〇〇だしー、〇〇だしー」とか。

メロポンだし!

接続詞というのは、物事と物事の関係を掴んでいないと正しく使えないそうですが、この接続詞の前後の話は、脈絡があるものもあれば、まったくないものもあり、前後の話の関係の掛け違いっぷりに子どもらしさを感じるとともに、感心しています。

今回注目したいのは、接続詞を使うようになって以降、娘の発話がどんどん長くなっているという点です。


■接続詞を上手に使えば、雑談力が向上する

ビジネスには雑談力が重要だという記事書籍をよく見かけるのですが、娘の接続詞使用後の発話の長さを見ていると、この接続詞を上手に使う事ができれば雑談力を上げる事ができるように思うのです。

雑談力ではありませんが、小中学生の頃、読書感想文や日記を書かなければいけない時、接続詞が「そして」や「それから」といった限られた種類しかないと、単調な文章になってしまって、今見返してみるとつまらない文章を書いているなぁと恥ずかしくなります(今もたいして上手くありませんが。。)。
これが上手に使えるようになると、前後の文を上手につないで、スムーズでわかりやすい文章を書けるようになるのではないでしょうか。

なんて事を娘の様子を観察しながら考えていましたら、こんなツールを見つけました。


これはカタルタというカードです。

カタルタはアイデア出しの“産みの苦しみ”を“楽しみ”に変えるための発想支援ツールで、54枚のカードに、「もし」、「そもそも」、「というのも」といったリンクワード(接続詞、副詞等)がプリントされています。

これを使うと、初対面同士でスムーズに仲良くなれたり、自分では意識していなかった自分の考えにハッとしたり、言葉の面白さに気付いたりするのだそうです。
(※使い方は下記の動画をご覧ください)



このツールは一度使ってみたいと思いますが、
娘の接続詞から考えると、大人というのはつくづく色んなものを失っているなぁと思います。


以上、親バカが現場からお伝えしました。

このブログの人気の投稿

オラリティとリテラシー。~子どもが世界を知る二つの経路

著者が解説『プ譜』とは何か?概要とテンプレートを紹介します(動画あり)

高崎線の四人ボックス席で帰るプロジェクト 後編