赤ちゃんが泣いている理由、わかる?
毎年のことと思いながら、処暑を過ぎても暑さはいっこうに収まらず、毎朝汗だくになりながら娘の朝ごはんを作って、登園して、出社する頃にはひと仕事もふた仕事も終えたような気になっています。
みなさん、ほんとにほんとにお疲れ様です!
すこし古い話ですが、今年のカンヌライオンズで「プロモ部門」ブロンズを受賞した『Huggies Tweet Pee』と、先日GIZMODEに掲載されていた“スマートおむつ”を見て、考えさせらる体験をしたので、少しまとめてみたいと思います。
■オムツの替え時はiPhoneが教えてくれる時代
『Huggies Tweet Pee』は、赤ちゃんのおむつの替え時をiPhoneに通知してくれるシステム。
青い赤ちゃん型の機器を赤ちゃんのお股にセットしておけば、湿気(=おむつの替え時)を感知してiPhoneにその情報を送ってくれるという代物です。
LOUD - Case Huggies - Tweet Pee from LOUD on Vimeo.
これを見た時、「あぁ便利かも」という感想と、「なんか違う」という感想が入り混じりました。
「便利」と感じた理由は、こうしたアイテムを必要とする経験をしているからに他なりません。
生まれたばかりの赤ちゃんが泣く理由といえば、「おっぱい飲みたい(腹減った)」、「眠たい」、「おしっこした(気持ち悪い)」のたいてい3パターンですが、新米パパだった私には、上のパターンを忘れて、娘がどうして泣くのか困ってオロオロしたりイライラしたりした結果、
「おぉ、オムツも見やなあかん」
と気づいて、イライラした自分に自己嫌悪していました。
こうした自己嫌悪をせずに済む=娘の気持ち悪さをいち早く取り除くことができるのなら、これは夢のようなアイテムです。
一方でこんな体験もしています。
1歳半くらいの頃、保育園の夏祭りに行く朝、食事時から不機嫌で、ちょうど好き嫌いが激しくなってきた事もあり、自分の気に入らない食べ物が出て「イヤイヤ」とわがままを言って泣いているのだろうと思って怒ったり、特に何も対応せず放っておいて出かけたら、数時間後下痢をしてしまい、その後発熱するという事がありました。
(で、超自己嫌悪する。。)
■目覚めろ!俺の育児センシズ!
子どもが泣く理由がどんどん増えていくことに対して、私はその都度失敗(自己嫌悪)を繰り返しながら、「これはこいうことやったんか」と気づいていく情けない父親なのですが、こうした体験を重ねる事で、気づきの引き出しを増やしていくのだと考えるようになりました。
(娘には申し訳ないのですけど。。)
そうした事を考えていた時期に、『Huggies Tweet Pee』を知ったのです。
このような赤ちゃんの気持ち悪さをいち早く取り除く機能を、自分の中に持つのではなく、外出し(外部委託)することのメリットはとてもよく分かる一方、外出しすることが自分の中の気づく力を衰えさせるというか、勘を鈍らせるような気がして、「便利」と「なんか違う」の感想が入り混じったのです。
ところで、私は『聖闘士星矢』世代なのですが、普通の人間は、視覚・味覚・聴覚・嗅覚・触覚の五感と、霊感や超能力とも言われる第六感の、6つの感覚があるのですが、聖闘士になることができる者だけは、セブンセンシズと呼ばれる潜在能力を持つそうです。
『聖闘士星矢』に憧れていた小学校時代、小宇宙(コスモ)を燃やすことを目指してきた私としては、できる事なら、自分の中に育児をするためのセブンセンシズを持ちたいと思っています!
・・・もちろん、こうしたアイテムを上手に使いこなせば良いのは理解しているんですけどね。
備考:
ちなみに、第六感やセブンセンシズでは感じ得ない、こうした病気の早期発見のためのプロダクトは、どんどん普及して欲しいなと思います。
『スマートおむつで、赤ちゃんの健康をチェック!』
http://www.gizmodo.jp/2013/08/post_12954.html
※2013.8.28追記
久しぶりにテッククランチを見たら、関連記事が掲載されていたのでリンクを。
『Owletは、赤ちゃんの呼吸をスマートフォンで教えてくれる靴下』
http://jp.techcrunch.com/2013/08/27/20130826owlet-a-bootie-that-tells-you-how-your-baby-is-breathing-hits-the-crowdfunding-trail/
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「息しとるかなぁ?」
と、ふと夜中に目覚めた時に、娘の呼吸を確かめた経験が何度もある私としては、開発意図にはとても共感しますが、たぶん二人目ができても買わないだろうなぁ。。。
みなさん、ほんとにほんとにお疲れ様です!
すこし古い話ですが、今年のカンヌライオンズで「プロモ部門」ブロンズを受賞した『Huggies Tweet Pee』と、先日GIZMODEに掲載されていた“スマートおむつ”を見て、考えさせらる体験をしたので、少しまとめてみたいと思います。
■オムツの替え時はiPhoneが教えてくれる時代
『Huggies Tweet Pee』は、赤ちゃんのおむつの替え時をiPhoneに通知してくれるシステム。
青い赤ちゃん型の機器を赤ちゃんのお股にセットしておけば、湿気(=おむつの替え時)を感知してiPhoneにその情報を送ってくれるという代物です。
LOUD - Case Huggies - Tweet Pee from LOUD on Vimeo.
これを見た時、「あぁ便利かも」という感想と、「なんか違う」という感想が入り混じりました。
「便利」と感じた理由は、こうしたアイテムを必要とする経験をしているからに他なりません。
生まれたばかりの赤ちゃんが泣く理由といえば、「おっぱい飲みたい(腹減った)」、「眠たい」、「おしっこした(気持ち悪い)」のたいてい3パターンですが、新米パパだった私には、上のパターンを忘れて、娘がどうして泣くのか困ってオロオロしたりイライラしたりした結果、
「おぉ、オムツも見やなあかん」
と気づいて、イライラした自分に自己嫌悪していました。
こうした自己嫌悪をせずに済む=娘の気持ち悪さをいち早く取り除くことができるのなら、これは夢のようなアイテムです。
一方でこんな体験もしています。
1歳半くらいの頃、保育園の夏祭りに行く朝、食事時から不機嫌で、ちょうど好き嫌いが激しくなってきた事もあり、自分の気に入らない食べ物が出て「イヤイヤ」とわがままを言って泣いているのだろうと思って怒ったり、特に何も対応せず放っておいて出かけたら、数時間後下痢をしてしまい、その後発熱するという事がありました。
(で、超自己嫌悪する。。)
■目覚めろ!俺の育児センシズ!
子どもが泣く理由がどんどん増えていくことに対して、私はその都度失敗(自己嫌悪)を繰り返しながら、「これはこいうことやったんか」と気づいていく情けない父親なのですが、こうした体験を重ねる事で、気づきの引き出しを増やしていくのだと考えるようになりました。
(娘には申し訳ないのですけど。。)
そうした事を考えていた時期に、『Huggies Tweet Pee』を知ったのです。
このような赤ちゃんの気持ち悪さをいち早く取り除く機能を、自分の中に持つのではなく、外出し(外部委託)することのメリットはとてもよく分かる一方、外出しすることが自分の中の気づく力を衰えさせるというか、勘を鈍らせるような気がして、「便利」と「なんか違う」の感想が入り混じったのです。
ところで、私は『聖闘士星矢』世代なのですが、普通の人間は、視覚・味覚・聴覚・嗅覚・触覚の五感と、霊感や超能力とも言われる第六感の、6つの感覚があるのですが、聖闘士になることができる者だけは、セブンセンシズと呼ばれる潜在能力を持つそうです。
『聖闘士星矢』に憧れていた小学校時代、小宇宙(コスモ)を燃やすことを目指してきた私としては、できる事なら、自分の中に育児をするためのセブンセンシズを持ちたいと思っています!
(C)車田正美/集英社 |
・・・もちろん、こうしたアイテムを上手に使いこなせば良いのは理解しているんですけどね。
備考:
ちなみに、第六感やセブンセンシズでは感じ得ない、こうした病気の早期発見のためのプロダクトは、どんどん普及して欲しいなと思います。
『スマートおむつで、赤ちゃんの健康をチェック!』
http://www.gizmodo.jp/2013/08/post_12954.html
尿路感染は赤ちゃんたち、特に女の子にはとても深刻な問題になる可能性があるんです。赤ちゃんの8%ぐらいの子は、尿路感染が原因で、オシッコをするたびに痛みを感じているそうです。そこで、この問題を解決して痛みから赤ちゃんを救うためにPixie Sientific smart diaperことスマートおむつの開発が始まりました。個々のスマートおむつのお尻の部分に尿検査紙に囲まれたQRコードがついていて、おむつの吸収性のあるエリアからオシッコのサンプルをとり、尿検査をします。赤ちゃんがオシッコをするたびにQRコードの周りの尿検査シートが反応して色のマトリクスが変わるので、おむつを交換する際にiPhoneのアプリでQRコードを読み込みオシッコの成分から赤ちゃんの状態を把握することができるんです。
※2013.8.28追記
久しぶりにテッククランチを見たら、関連記事が掲載されていたのでリンクを。
『Owletは、赤ちゃんの呼吸をスマートフォンで教えてくれる靴下』
http://jp.techcrunch.com/2013/08/27/20130826owlet-a-bootie-that-tells-you-how-your-baby-is-breathing-hits-the-crowdfunding-trail/
<iframe width="420" height="315" src="//www.youtube.com/embed/q-5YDBp63uk" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
「息しとるかなぁ?」
と、ふと夜中に目覚めた時に、娘の呼吸を確かめた経験が何度もある私としては、開発意図にはとても共感しますが、たぶん二人目ができても買わないだろうなぁ。。。