父親になった自覚、実感ってどうやって湧くの?

今日は父の日でした。

みなさんは「父親になった自覚、実感」というものを、
いつ、どのように持ったでしょうか?

私は、
初めて娘を抱いた時も、
出生届けを出した時も、
他人に「パパ」と呼ばれた時も、
感動はしたものの、安心感の方が大きかったり、
事務手続きを「めんどくさー」と思いながらこなしたりで、
父親になった実感というものを抱いた事はありませんでした。

子供ができる前もできた後も、他人からそうした話を聞く度、

「涙が便箋の上に落ちて、文字がにじんだ」

というような、ドラマのようなあり得ない体験のように思えたのです。


それが、この4月から娘が保育園に通いだし、これまで午前中に行なってきた洗濯を、夜行なうようになりました。
その初めての夜、洗濯物をハンガーにかけた瞬間、ズキュンッと「父になったなぁ」と感じたのです。

私の実家には、父が夜洗濯物をハンガーにかけ、母が朝洗濯物を外に出すという家事の決まり(というか流れ)がありました。

私がハンガーに洗濯物をかけた瞬間、稲妻が脳みその中で光ったように、父になったと感じた脳裏には、当時の父の姿が映っていたのです。
(デジャビュっつーの?こういうの)


子供の誕生が動機とならず、父親の実感を得ることとの良し悪しはともかく、
自分の父が残した日々の生活の“よすが”のようなものがキッカケとなって父親の実感を得たことが、私にはとても嬉しいような、大事なようなことに思えました。


・・・まァ、父親の自覚というか覚悟のようなものは、、、まだあまりないのですけど。。

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